8月24日(月)損益について

みなさん、こんにちは。朝夕は、徐々に秋の気配ですね。私は、なかなか風邪が抜けなくて苦しかったですが、みなさんも気をつけてくださいね。今年の1月、このHP上でも、「今年の景気はどん底」と書きましたが、予想の通り、98年度の不況の波は深刻のようです。このところ、周りで聞く話や、お客様のご相談も、いわゆる経済的行き詰まりで悩んでいる方々が多く、今回はそうした方々に、「易経」の中にある「損益の卦」についてお話したいと思います。

企業では、損益計算書、貸借対照表があって、経営状態が診断されます。この中の「損益」という言葉、これは中国の占いの聖典である「易経」に非常に詳しく定義されています。「易経」は、ご存知のように当るも八卦の八×八卦で、合計六十四卦があり、それらは、乾、坤など、各種の意味の深い漢字で成り立っています。「損」と「益」もそのうちの、あい前後した2つの卦となっています。

易経は、たんなる六十四種の文字を、意味もなく並べただけではありません。易の中の六十四個の卦は、万物の変化の様をあらわしているといわれ、奥の深い中国思想の根幹をなしています。つまり、物事は、人が生まれて死ぬように、常に変化するものであり、一定にとどまることはありません。社会も同じで、10年経つと、世の中の流行は様変わりしています。

そうした変化をいち早く読むために、「易」は日本の歴史の中で、研究を重ねられてきました。江戸時代であろうと、平安時代であろうと、平成の現代であろうと、人はみな自分の成功を願い、子供の将来を案じ、人と愛し合い、経済的に豊かになれるよう努力し、理不尽な争いにさらされ、病気に苦しみ、人間関係の難しさに頭を痛めてきました。どんなに社会が変ろうと、そうした人生上の「変転」や「悩み」は、変ることがないのです。

易の中では、「損」は「解」という卦の後に続きます。「解」には「問題が解ける」の意味があり、人は悩みが解消すると、気が緩んで物事をコントロールする力が甘くなり、その結果「損」に結びつくというのです。

ただ、「損」というのを、易では決して「悪い卦」とはしていません。損をするというのは、一見、自分の手元からお金やエネルギーが、無駄に消えて行くように思いますが、そのお金やエネルギーが社会や他者の「益」のために使われる状態を指しています。本当に社会から消えてしまう「失」とは違うのです。

ですから、損するというのは、必ずだれかのためになっているのです。詐欺にひっかかって「損」した場合でも、詐欺師が生活をするために、お米を買ったり、生活費に使われて、社会に循環しているのですから、必ずしも「消失」はしていません。ですから、損し続けて、それが極まったとき、「益」に転じるといわれるのです。

私たちは、「損益」「損得」「貸借」と、普通に熟語として覚えていますが、これらは、まず自分の手元から出ていったエネルギーが、社会を循環して、最終的に自分に戻ってくるという、自然の摂理としての「順序」を示唆しているのです。「益損」でもなく「借貸」でもないのは、そうした自然の順序があるからなのです。

江戸時代に、自分の名前に「損」という名をつけた人がいました。その人の名前は「貝原損軒」といいます。学者で医者で、著述家でした。70歳まで現役で教育にあたり、退職して10年後の八十歳になって、「貝原益軒」と改名しました。彼は、その後八十三歳という高齢で、現代でもファンの多い「養生訓」を書き残しました。彼の著作の中で、後世に残る名著といわれるものは、彼が「益軒」と改名した後に集中的に著されています。長い「損」の時代を社会のために尽くして、自分の「益」とした好例といえるでしょう。

だから、「いつも損ばっかりしている」とお嘆きのみなさんは、嘆くことはないのですよ。損は必ず益となって戻ってくるからです。そして、宇宙の法則として、万物の変遷として、「損」「益」の時代は、必ず人生上では起こってくる、自然の変化なのです。ぜひ「損」の時代を、主観的に見ず、自分の「損」がどれだけ社会や他者に還元されているかを、客観的に考えて「損」してください!

ただ、もし、それが「いつも失ってばかりいる」という状態だったら、これは問題です。「失」を「損」に代えてください。失うものは戻ることはありませんが、損することは、あなたの人間としての器を広げるための布石となります。それが、いつか、あなた自身の、より多くの「益」の時代を呼ぶことにつながるのですから。

 


8月31日(月)名前の相性

不安定な天気が続いています。東京では地震が起こったり、雨が降ったり止んだりと、ぱっとしない空模様。昔、天気予報や気象衛星などなかった時代、占い師は天気を予測したり、地震を予知したりの、役目もかねていました。そして、気象を知るということは、戦争を有利に導いたり、作物の出来不出来を予測して対策を講じることもできるので、重要な役割でした。同時に、災害が起これば、その原因を究明したり、日照りが続けば雨乞いをしたりと、気象に関するさまざまな諸問題を、一手にひきうけていたんですね。だから、占いをする人は、とても社会から尊敬されていたのです。

現代では、天気予報士がテレビの中で、雨や気温を予想するし、そのうち科学が進歩すれば、昔の陰陽師や占い師が行っていた「雨を呼ぶ」「止ませる」などの技術が行えるようになるでしょう。また、医療の発達により、病気の大部分も完治できるようになれば、そうなると、ますます占い師の出番はなくなってしまうかもしれませんが、占い師を必要としない世の中こそ、本当の幸福な世の中といえるのかもしれません。

さて、今日はなんとなくシミジミと始まりましたが、本日のテーマはギャンブルファンの方のための、「競馬や競輪の選手」とあなたとの名前の相性についてです。50音順でみる見方がありますので、紹介してみましたが、これはもちろん一般の人間関係でも応用することができますので、身近な人との相性を占ってみてくださいね。ただし、これはあくまで、姓名判断の中のごく一部の応用ですから、参考にする程度にしておいてください。

以下のように名前を分類します。(姓でなく名前)

A…………あいうえおから始まる名前
K…………かきくけこから始まる名前
S…………さしすせそから始まる名前
T…………たちつてとから始まる名前
N…………なにぬねのから始まる名前
H…………はひふへほから始まる名前
M…………まみむめもから始まる名前
Y…………やゆよから始まる名前
R…………らりるれろから始まる名前
W…………わから始まる名前

●AYWの人と相性がいいのは、TNRとSの選手
●Kの人と相性がいいのは、TNRとHMの選手
●Sの人と相性がいいのは、AYWとHMの選手
●TNRの人と相性がいいのは、AYWとKの選手
●HMの人と相性がいいのは、KとSの選手
例でいうと、武豊はユタカですから、Yの選手となり、SとTNR、つまりタケシさんやノボ
ルさん等と相性がいいわけです。さて、あなたの大切な人は、あなたとの相性はいかがでしたか?

 


9月7日(月)菊の節句とお稲荷さん

ドタバタしています!!なんでドタバタしているかというと、夕刊フジさんの誌面のリニューアルがあったり、企画や鑑定の仕事が忙しかったりだからです。夕刊フジは誌面が変わり、9/21から、私のコーナーは、新企画スタート!!読者のみなさん、お楽しみに!

さて、今日のテーマですが、「いますぐできる開運法」。お手軽なテーマみたいですが、最近深刻な不況で、ワラをもすがる方たちが多いので、とりあえずやってみるといい、という方法をご案内してみました。

さて、あさって9月9日は、菊の節句といって、ちょっと意味のある日にあたります。江戸時代には「五節句」という年中行事が非常にさかんになり、それが現在の「正月」「桃の節句」「端午の節句」「七夕」までは、けっこう多くの人たちに知られて、続いています。少し考えればわかることですが、1月1日、3月3日、5月5日、7月7日ときているんですから、当然9月9日にも、節句があるわけです。これを、重陽の節句、または菊の節句といいます。

菊は天皇家の紋でもあるおめでたい花ですが、意味は「不老長寿」であり、中毒を防止する薬効があって、漢方や薬膳にも用いられます。スーパーでパックの刺し身を買うと、作り物の菊の花がのっかっていますが、これはもちろん、菊の花の「なまものを長持ちさせる」効果をねらった風習が定着したものなんですね。日本のサシミ文化は、菊の花なしには、育たなかったのではないでしょうか。

ですから、菊の節句では、お酒に菊の花を浮かべて飲む、菊花の宴が宮中でもよおされていました。もちろん、節句は開運には欠かせない、昔からの風習ですから、私たちも菊の花を浮かべて日本酒を飲んでみましょう。

さて、ここでお酒、というアイテムが出てきましたが、お酒というのは、魔除けの効果やさまざまな儀式に用いられる、万能の開運アイテムです。お酒は方位でいえば、西、十二支では酉と関連があり、酒、酉、西は文字が似ています。この文字の元は、お酒をしぼる器の形をあらわしていて、「秋の豊かな実り」ひいては金運を示しているのです。9月は酉の月にあたりますから、9月にお酒を飲むということは、他の月にない効果をもたらせることもあるのです。みなさん、今月は、すすんで宴会に顔を出してくださいね。

あと、開運にかかせないのは「神様」です。前に猿田彦の神様のお話を書きましたが、日本の八百万の神様には、ほんとうに様々な方たちがそろっていて、それぞれに得意、不得意があります。中でも、金運に効果があるベスト1といえば、稲荷神社です。伏見稲荷を中心に信仰されていますが、「山城国風土記」にあるように、収穫した稲を背負う(荷)ことから、財力の神となり、帰化豪族の秦氏が養蚕技術で商売を成功させたことから、農業神でありながら商業神として一般に知られています。

稲荷は、インドから渡ってきた茶吉尼天(ダキニテン・ああ、メガテンを思い出す)と奈良時代から信仰のあったキツネが合体し、日本神話には登場しない、特異な神様となって信仰を集めました。ビルの屋上によく祭られている稲荷神社は、江戸時代に田沼意次が、屋敷神として庭に祭ったことから武家屋敷に流行し、それが現代に残っているものです。

しかし、このお稲荷さん、私たち占い師の間では、「霊験があったら、必ずお礼参りをしないと、しっぺ返しがくる」とまことしやかにウワサされている神様でもあります。実際に鑑定をしていると不思議な話がよくあり、「キツネつき」としか思われないような事例に、一度お目にかかったこともあります。精神医学で解明されているかどうかは知りませんが、稲荷神社にお参りに行くようアドバイスして、快方に向かったことがあり、先輩占い師さんから「やっぱりおキツネさんでしたね」といわれました。

動物神だということもあるのかもしれませんが、「報酬」をストレートにおねだりしてくる神様だといわれていて、その分、非常に霊験あらたかであるといわれます。商売をしていて、熱心に稲荷信仰をされている方も多く、お稲荷さんを信仰するなら、ハンパな気持ちでなく、きちんと信仰のルールを守るようにした方がいいと思います。

私も、地方に旅行で稲荷神社に行ったときは、手をあわせて挨拶する程度に止め、まちがっても、「金運がよくなりますように」とはお願いしません。「頼めば何かしてくれるだろう」というのはとても無責任な考え方ですし、「頼んだのだから、やってくれて当たり前」とお礼参りにもいかないのでは、せっかくの神様のチカラからも見放されてしまうように思うからです。「効果があったら、きちんとお礼参りする」ことで開運につながることがありますので、神様に頼みっぱなしであとは知らんぷりしている方は、ぜひお参りに行ってみてください。

あと、エビス神、大黒様も商売や金運に強い神様です。アマテラス神は、商売と富貴の神様で、仏教の神様では、お不動さん、弁財天もそうですが、金運に強い神様のエピソードを見ていると、その特徴は、みな、「個性が強く人間臭い」といえます。


9月14日(月)パンツ?そういえば、ユンケル黄帝液は・・

突然メールマガジンを発行することになって、ちょっとびびってしまった気の弱い私です。というのは、まだ発行していない段階で、800人もの方々の登録・・・これは責任重大!といっても、HPももちろん手抜きしていたことはないし、今のペースで続けていくつもりなので、平常心でがんばるだけです。

よく考えたら、夕刊フジさんの発行部数は100万という大型夕刊紙なのでした。我ながら、2年ものあいだ、それほどメジャーでもない、占い研究家の私に、よく続けさせてもらったものだなあ、と今振り返って思います。前編集局長さんにも、こころよくHPの宣伝を載せてもらうことに快諾をいただき、おかげさまで順調に、楽しみながらHPを充実させることができています。これも読者のみなさんの、厚い支持があったからこそです。本当に応援をありがとうございます。

私のコーナーは小さな開運情報のコラムなのですが、こちらでは、男性の読みものということで、ギャンブルやお色気ものも意識しながら話題に取り上げ、世の中のシンボリズムや、古代から現代に連綿と流れている、文化思想の背景をとらえて、それを現代開運学としてご紹介しているものです。

それも、この秋、ついに3年目突入です。小さくて目立たないコラムコーナーですが、たくさんの方々が、私の開運情報を、興味を持って読んでくださっていることが、やっと実感できるようになりました。それなりに、下調べをし、文献を読み、自分なりの鑑定経験にあわせて、短いコラムにまとめあげてきました。「どんな人が書いているんだろう?」と不思議に思われていたかもしれませんね。なにしろマーシは、ちゃんとオモテだって活動を始めたのが、今年に入ってからという、超ぐうたら人間ですから。ま、何を始めても、ひたすら私はマイペースで、一つ一つの仕事を、自分に恥じないように、マジメにこなしていくだけです。

なんて、またまた本題のパンツとユンケルの話からは、最初からずいぶん、ぶっとんでしまいました。ごめんなさい。さて、今日のテーマは、再婚をしたいが精力がない、カネもないとぼやくお客様のつぶやきを、すばやくネタにしてしまいました。そこで、どうしてそれがパンツの話にかかわってくるかというのが、本日の命題「ブラックカラー」です。

多くの男性は、女性の黒い下着姿に官能を感じるようです。もちろん、下着ならなんでもOKという方もいらっしゃるかもしれませんが、より刺激されるのは黒い色というのが定番です。女性も、自分をセクシーに見せたいときは、白いインナーファッションでなく、黒を選ぶでしょう。

これには、理由があります。東洋医学では、セックスの本能をつかさどる根本(精)の源を「腎」と定め、色を「黒」と規定しています。東洋医学では、方位や四季と健康と色の関連性が基本原理となっていて、原書のひとつでもある「金匱真言論」にも、春=東=肝=青、夏=南=心=赤、秋=西=肺=白、冬=北=腎=黒、土用=中央=脾=黄、について詳細に言及されています。

冬=北=腎=黒、つまり、セックスの方位は北、精力の源は黒ということの原点がここにあります。リポビタンDやリゲインなどの、仕事の疲労回復のためのドリンク剤と違い、いわゆるユンケルなどの精力剤と呼ばれるドリンク剤が、黒基調のデザインになっているのも、こうした漢方の原理に基づいたものなのですね。

ユンケル黄帝液の「黄帝」というのが、中国皇帝の祖であり、こうした漢方の基本を確立した伝説的英雄であることは、もう何度かHPでも紹介しましたが、黄帝が2000人もの女性と交わり、不老の神仙となったという、精力絶倫の伝説から、このネーミングは生まれています。金と黒のパッケージデザインも、見事にイメージを伝えています。

今回はそういうわけで、精力減退には、黒のトランクスをおすすめしてみました。ブリーフでなく、トランクスなのは、トランクスの方が、精子の製造を活発にさせるという統計があるときいたからですが、それが「風とおし」のせいなのか、何なのかは、女性である私にはわかりません。

さて、本題のはじめに戻って、再婚したいというお客様への答えとしては、同じく「北」の方位をオススメしてみました。北は、死と再生の方位とされ、再スタートをきるに、ふさわしい方位です。これは、もちろん、その本人の生まれ年その他のデータによって占えば、それぞれ違う答えになるわけですが、新聞紙上ということで、あくまで、一般的な八方位の原理として、おすすめしたものです。

精力減退に悩む男性のみなさんは、バイアグラに頼らず、まずは黒のパンツにはきかえてみてください。もちろん、これは女性でもあてはまることです。ただ、女性は陰陽のバランスから、赤いパンツがカラダにいいという説もありますので、付け加えておきます。

 


9月21日(月)異世界との接点を著す記号凶=×の話

今日のテーマは、おみくじの話。先日、夕刊フジの担当者さんとお話をしていて、「いや〜、以前、厄年のときに神社で大凶がでちゃって、もう落ち込みましたよ〜」とおっしゃっていたのを、またまたすばやくネタにさせていただきました。神社のおみくじといえば、おみくじBOXからコロンと出てくるタイプと、自分で小箱をシェイクして、棒を引くタイプとがあります。おみくじBOXは凶が少ないのに比べて、シェイクタイプは凶がでやすいので、「今日はデートなので、どうしても凶が出ちゃ嫌」、という方は、赤いおみくじBOXにちゃりんとお金を入れるのをオススメします。

さて、吉が出た、凶が出たと一喜一憂する私たちですが、吉と凶という字をよく見ると、○と×から構成されていることに気がつきます。○と×は、文字のなかった古代から用いられている世界共通の記号で、とくに×は立ち入り禁止という意味で使われていました。現代のように、さまざまな人工的建造物のなかった時代、人間の住む領域は限られていました。目にみえない境界線を、×を描くことで、「ここからは別の領域になるんですよ、入るには覚悟がいりますよ」といましめるのが、×の記号の基本的な意味でした。

現代、そうした意味は、私たちがよく目にする「区」や封書の「〆(シメ)」に残されています。「区」や「〆」の世界は、けっして人間が「入れない世界」を意味しているのではありません。「入ることは可能だが、そこから先はちょっと違った領域になる」という、意識の次元が変わることを示唆しているものです。

例えば、「〆」の封書を開く、そこに、恋人の浮気現場の証拠写真が入っている、あなたはそのとたん、信じきっていた恋人が違う人に見えてくる、これが「×」に入った作用です。逆に懸賞の当選を知らせる封書だったりすれば、突然あなたの未来はバラ色に変わってしまいます。これも「×」の作用です。×の先と手前の中間には、物理的な障害物はなく、出入り自由な空間です。空間や意識の境目を示す記号が「×」ということなのです。

さて、この「×」の先の領域とは、具体的にどんな領域を指しているのでしょう。「神の世界」「死の世界」「宇宙」「異次元」など、さまざまな要素が含まれています。現世で暮らす普通の「日常生活」にはないが、「ある」または「あるかもしれない」「非日常」の領域になります。

以前も書きましたが、「凶器」の元々の意味は、葬式に使われる道具の事を示していました。つまり、日常の世界から、非日常の世界に、ある日ある時間をもって突然旅立った魂は、「目にみえない空間の境を越えた」とみなされたのです。そこに「×」が発生したので、葬儀が「凶」と呼ばれるようになったのです。

さて、ここでやはり気になるのは、最近、世間を騒がせている元「×」JAPANのTOSHIの言動です。「×」(エックス)は、もちろん「×」(バツ)から生まれたアルファベットですね。ですから、「×」(エックス)の文字は、単語の最初には用いられず、よく単語の締めくくりとして用いられます。「○(マル)」から生まれた「O(オー)」が、OK、といった「入っても大丈夫」のサインなど、肯定的に用いられているのに比べて、「×(エックス)」で始まる言葉は、どこか異質です。「×線」は未知の電磁波、という意味で名づけられ、私たちの異次元の肉体の内部を映し出してくれます。「×ファイル」はずばり、異世界との接点をテーマにしたテレビドラマですね。これが「Vファイル」や「Oファイル」だったら、多分ヒットはしていないでしょう。

このように、姓名学のシンボリズムからすれば、「×」JAPANの彼らは「異世界との接点」に限りなく近い宿命を持って、生きざるを得ないグループだったといえます。「異世界に限りなく近い」彼らは、現世の人間にない、非常にピュアで美しい魂と、神に与えられたような表現力、カリスマ性を持っています。私も、彼らの言葉や音楽には、「つくろったもの」ではない、魂の本質的な美しさを感じて、とても好感を持っていました。

しかし、彼らはそれゆえに、常人にはない鋭い感覚や孤独感に苦しむことになり、その結果として、HIDEのような悲劇が起こったり、今回のような騒動が起こってしまうのではないでしょうか。その原点には、「異世界の接点」をかいまみた混乱、恐怖感や孤独感が、強く影響していることを見逃してはいけないと思います。

ほとんどの人が病院で「死」を迎える現代、今の若い世代の人たちは、身近に「死」を感じられないから、「死」を軽んじているといわれます。しかし、私は逆だと思います。毎日、新聞紙上やテレビでは「死」が報じられ、雑誌や本や、さまざまな「死」の情報があふれかえっています。なのに、だれも明確に「死」や「異世界」について答えを出してくれる人はいません。しかも、やっかいなことに、究極の「×(バツ)」である「死」は、前兆もなく、ある日突然、ある場所、ある瞬間にあらわれるという習性をもっていて、防ぎようがないです。

私には、今の若い人々の純粋で傷つきやすい魂が、そうした「突然の死の恐怖」に脅えて、心から血を流して苦しんでいるような気がしてたまりません。そのために、家から出られなくなったり、仕事ができなくなっている人は数え切れません。しかし、それを訴えても、親やセンセイや友人たちは、「×」の世界について、よくわからないので、たんにそれを「避けて通る」ことや「ばかばかしい」「非科学的」としかアドバイスしてくれません。

そうした恐怖から救済してくれるのが、「死後や異世界を明確化」してくれる「宗教」や「マインドコントロール」しかないのは、残念なことだと感じています。TOSHIの顔を見ていると、死後の自分や、自分がいつもギリギリに立たされていた「異世界」について、「間違いなくある」と確信した、安どと幸福感に満ちた顔をしています。彼の中の「×」が「○」に変わったのです。多くの、マインドコントロールされた人の強さは、「肉体は死んでも、自分の魂は死なない」という確信の強さなのです。人は変化してやまない生き物です。ファンのみなさんは、彼が長い間、ファンの人々のために耐えてきた、孤独と恐怖を理解して、今は静かに見守ってあげてはどうでしょう。

宗教やマインドコントロールなどとは切り離して、「異世界や死」を前向きに受け止められる思想的なシステムの構築が、早急に必要ではないかと考えてしまいますね。

さて、凶の出たおみくじ、神社の枝に結びますが、これも「結ぶ」には吉という文字が入っていることから、凶を、「縁」という糸によって、吉に変化させる行為となります。すなわち、あなたの中の「×(死)」の恐怖を「○(生きる)」喜びに変化させるには、人の結びつきや、神様、趣味など、何かの「結びつき」がキーポイントとなるというわけです。

今、凶の状態に陥っているみなさん、この状態は孤独では乗り越えられません。だれでもいいから、「縁を結んで」ください。そして、凶とは、逃げ場のない地獄ではありません。文字の形が示すとおり、四方向のうち、一方向に必ず逃げ道がありますから、けっして絶望せず、出口を探してください。

でも、実際に神社で凶が出たあなたは、おみくじを間違っても、家に持ってかえらないでくださいね!


9月28日(月)日本最強の開運グッズ、招き猫の選び方

本日のテーマは、招き猫です。招き猫といえば、日本では最強といっていいくらいの開運グッズとして人気がありますね。最近は海外でも人気があり、日本のおみやげものとして買っていく方が多いそうです。一説によると、海外輸出用の招き猫には、手をさかさまにしているものがあるそうですが、もちろんこれは、「人を呼ぶときの手の形の違い」からきているもので、手を上から下に掻くように降ろして「おいで」という日本の風習と、手を下から上に引き上げるようにして「come-on」とするアメリカの風習の違いからきているもののようです。手をさかさまにした招き猫って、なんだか面白いですね。

招き猫にもいろいろ種類があります。色によって、意味が違いますから、招き猫を開運グッズとして買おうという方は、目的を定めて買ってください。

●白………通常の福をよぶといわれている、ポピュラーなタイプ
●黒…………災難防止、厄除け、最近人気
●金…………ずばり、金運
●ピンク…………恋愛向上
●赤…………病気から身を守る、魔除け

黒い招き猫は、最近とくに人気があります。不況や世相の影響でしょうか、たんなる「幸運を呼ぶ」開運よりも、「厄災から防衛する」開運に、人々の関心が向けられてきたようです。政情不安な時期には、こうした「厄災から身を守る」方式が流行するようですね。平安時代、さかんに貴族が行った「方違え」も、シアワセになるための儀式でなく、病気や悪霊から身を守るための「厄災よけ」でした。

さて、この招き猫、手の上げ方によっても、意味が違います。

●左手をあげている…………人を招く・客商売や人気を高める効果
●右手をあげている………お金を招く・一般のオフィスや家庭向き
●手を高くあげている…………遠くからものを呼ぶ・WEBショップなんかいいかも
●手を低くあげている…………近くのものを呼ぶ・地域にねざしたストアなどにいい
●両手をあげている…………すべての幸運を呼ぶ・欲張りな人向き

招き猫の伝説では、東京世田谷の豪徳寺の「タマ」の話が最も有名です。ある高貴な武士を落雷から守った猫としてまつったのが始まりだといわれていますが、他にも伝説があり、はっきりとした由来はわかっていません。

また、黒猫にまつわる話では、「黒猫が前を横切ると縁起が悪い」といわれますが、猫を縁起が悪い生き物とするのは、キリスト教圏の考え方のようです。日本では、中には化け猫なんていうのもありますが、おおむね猫は、農耕民族の敵「ネズミ」を捕食する動物として、愛されてきました。江戸時代には黒猫は「病難よけ」として大切にされてきたようです。クロネコヤマトのバンも走っていることだし、黒猫は日本人の間では、親しまれている動物になります。

また、よく街でみかける三毛猫ですが、ジャパニーズボブテイルといって、日本特有の猫種です。招き猫に、白地に、黒や茶の斑点ののついた三毛猫が多いのも、海外で人気が出てきた理由のひとつなのかもしれません。


10月5日(月)ラッキカラーの謎

よく占いでは「貴方のラッキーカラーは◎◎」とあります。困ったことに、本によって書いている色が違ったりしますから、何をラッキーカラーにしていいのか、迷ってしまうことがありますね。今日は、そういう方のための、ッキーカラー講座です。

いきなり結論から言ってしまうと、西洋占星術のラッキーカラーは、ほとんど根拠がありません。なぜ◎◎座のラッキーカラーが◎◎なのか、という出所がわからないのです。獅子座がオレンジ、牡羊座が真紅、というところを見ると、どうや主星となる星の色(獅子座は太陽、牡羊座は火星)やイメージからきているような気もしますが、これもはっきりとしていませんし、研究もあまりされていません。

しかし、西洋占星術には、代わって「ナンバーアストロロジー」という数字専門の占星学分野があって、ラッキーナンバーの方は、かなり根拠がしっかりしています。これはカバラといわれる(バカラじゃありませんよ、ギャンブル好きのみなさん)独特の数秘術と関連があり、その後西洋で科学が目覚しい発展をしたことと無縁ではありませんので、ことラッキーナンバーに関しては、西洋占星術に軍配が上がりそうです。

一方、東洋におけるラッキーカラーには、一応の根拠があります。みなさんは、よく暦などで「一白水星」や「五黄土星」という文字にお目にかかっていると思いますが、この根拠となっている色の分類は、九星といわれる数字の魔方陣から生まれています。

元々は白と黒の点であらわされた数からなっていた(河図、洛書)のですが、魔方陣じたいは、伏義の時代といいますから、中国神話時代といわれるくらい古いものになります。ご存じのように、五行の配色は「木=青、火=赤、土=黄、金=白、水=黒」と決まっているのですが、九星ではこれが必ずしも一致していません。これは五行説が生まれる前、「易経」が完成された頃から認識されていた色の配当だからです。

九星の色の配色の、もっとも有力で、納得のできそうな説としては、「一日を八分割した時の光量」だという説なので、ご紹介します。

 

4緑 9紫 2黒
3碧 5黄 7赤
8白 1白 6白


上の並びは、よく暦でみかける九星の基本図です。九星の下段3つの星は、八白、一白、六白、と白が並んでいます。時間に置き換えると19時〜翌朝5時までとなり、光のない状態を指しているというものです。

それに対して、二黒は最も光量の多い時間帯、13時〜17時を指しているといわれます。また、その他の日中の色は、光のスペクトルの波長を指しているといわれ、このうち、早朝の三碧、夕刻の七赤はなんとなく、私たちにもそう見えるので、わかるような気もします。

ただ、問題は11時〜13時までをあらわす九紫です。真昼がどうして、紫なのでしょう?現代の科学では、紫外線が最も多いと観測される時間帯です。このあたり、「紫」が、一致しているところが不思議ですね。また、光のスペクトルの中央には黄色がありますが、中央の色を黄色とする理屈とも一致しています。

紫外線というのは、太陽のスペクトルの波長がもっとも短い可視光のスペクトルの色である「紫」の外にある、不可視の電磁波のことを指しています。古代の人に紫外線、赤外線が観察できたとは思えませんが、少なくとも、夜を白としているところを見ると、通常の可視の色を指しているとは思われませんね。だからこそ、この九星の色は、天の色の配当とみなされ、現代まで真理として尊ばれたのかもしれません。みなさんはどう感じますか?

さて、この上段中央に配置された九紫、日本に渡来した時、この紫に注目した人がいました。その人は聖徳太子。彼は中国の思想や学説をおおいに取り入れ、仏教を奨励した人ですが、この人は当時の中国の常識であった「五行」配当の色をそのまま用いず、九星の「紫」を最高色として用いました。学校で習った「冠位十二階」の制度の配色ですね。中国では、「土王説(中央の土気がもっともエライという説)」が基本にあり、黄色が中央(皇帝)の色として最高位にあります。

しかし、その背景には「中華思想」という、中国を世界の中心とする他民族蔑視の思想があります。日本人である聖徳太子は、「日出る処の天子」としてのプライドを持っていましたから、「ヘン、ニッポンは独立国家なんだぞ〜、そりゃまあ、中国からはいろいろ勉強させてもらってますがね、だからといって、ソックリ真似しているわけじゃありませんぜ」というわけで、紫を一番に持ってきたわけですね。

それ以来、日本では紫は特別な色として扱われています。日本人の紫好きは、国際的に見ても珍しいといわれていますが、これは聖徳太子以来の伝統だったんですね。

さて、色に関しては、他にも色々あるんですが、あまり長くなるので今日はこのへんで。以上のように、東洋のラッキーカラーは、歴史が古くなかなか信憑性のあるものです。

ですから、競馬に応用したい、という方は、ラッキーナンバーは西洋占星術で、ラッキーカラーは東洋の占いでお試し下さい。もし、これで勝てるようになったら、サンタマルタのCFに習って、こう言ってくださいね。

「つこてる豆知識がちゃう!ゴクッ!!」




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