蝸牛地帯 ルースカヤ・ファンタスチカ 光が丘Walker

「京都SFフェスティバル2002」報告


2002/11/16(土)、17(日)

 京都SFフェスティバル2002に参加してきた。今回が初参加である。何しろ場所が京都なだけに、移動がやっかいなので、これまで縁が無かったのだが、ゲストとして呼ばれたので、この機会に行ってみることにしたのだ。「SFセミナー」の関西版かと思っていたのだが、ある意味、京フェスは、SFセミナーよりもディープだった(^^;。
 午前9時、いつもなら寝ている時間に、閣下〔高野史緒さん(高野史緒公式サイト)のこと〕と池袋で待ち合わせ。私が関係する企画「非英語圏SFの現状」の司会をお願いしたので、新幹線の車中で打ち合わせをしてしまおうという作戦だ。のぞみ53号に乗り込み、閣下と早速打ち合わせを開始。あっと言う間に2時間が過ぎた。
 京都駅で昼食を済ませ、タクシーで会場まで移動。会場に着いてみると、他の企画出演者はすでに到着しており、会場下の喫茶店で顔合わせ中だという。どうやら我々はのんびりしずぎたようだ(^^;;。
 閣下と私は喫茶店に慌てて駆けつけた。すでに中国SFの林久之さん(中国SF研究会)、スペインSFの中嶋康年さん(Ciencia Ficcion en Japon)、同じくスペインSFの井上知さん(ことのとこ)が待っており、早速進行案をみんなに配って打ち合わせを開始した。この時点で企画開始まで残り1時間しかなかった(^^;;。
 ちなみに、思い返してみると、林さんと中嶋さんとは約20年来の付き合いだ。初めてお二人に会った頃は、私はまだ18才。大学の1年生だった。お互い歳もとるものだと実感。
 打ち合わせは、車中での2時間で注目すべき点を絞り込んでいたので、比較的スムースに進んだ。あとは本番で成り行きに任せて進行するだけである。
 本番は、途中でマイクが切れてしまったり、チーンという高周波音が聞こえてきて耳の奥を圧迫し、頭が痛くなってしまうというトラブルも起こったものの、何とかそこそこの受けも取りつつ、無事に終わった。
 そして夕食をとり、合宿へと突入した。
 一発目に「非英語圏SFの部屋」があったので、林さん、中嶋さん、井上さんと私というメンバで集まり、各国のSFにハマったきっかけを中心に、途中に質疑応答を交えつつ進んだ。
 企画終了後、大広間にて林さんに太極拳の套路(中国武術における型のこと)を教えてもらった。武術愛好家としては、せっかく太極拳をできる人がいつのだから、少しでも習っておきたいというものだ。そこで簡化二十四式の三分の一を繰り返し行い、四十八式と陳式のさわりを一緒に動いた。面白いのは、私と林さんが動くにつれて飲み会の輪がズリズリと移動し、動くには充分の場所ができあがってしまった点である。ところで、ついでに林さんに空手の型をいくつか見てもらったのだが、林さん曰く、「明らかに福建あたりの南拳ですねー」とのこと。これは、空手の歴史書に書かれている空手起源説と一致する。さすがは林さんである。中国のことを良くご存じだ。
 そんなことを小一時間ほどやっているうちに汗がダラダラと流れ始めてきたので、ビールを求めてビアサーバのあるロビーへと移動した。
 そこに煙草を吸いに野尻抱介さん(野尻抱介リファレンス・マニュアル)がやってきた。早いもので野尻さんと知り合って、もう十年が経っている。その頃の話を少しして、煙草を吹かしていると人が多くなってきたので、全員で「謎のワイン部屋」に移動することになった。とはいうものの、なぜか私は醸造酒には弱く(だが蒸留酒なら底なし)、ワインや日本酒は苦手だし、酒を飲みながら物は食べない主義なので、早々に退散した。
 大部屋に戻り、志村さん(SFと折紙)の厳しい指導のもと、「ちよ父」の折り紙に取りかかる。初心者の私には難しく、苦労しながら、そして途中のトラブルを志村さんに直してもらいながら何とかお父さんを折った。何のかんのとやっていたら、ほぼ一時間かかった。終わったときには背中がガチガチである。終わった直後には、思いっきり畳の上で大の字になった。
 この時点でほぼ日付が変わった。気になっていた企画「Jコレクションの部屋」を途中から覗きに行った。何だか塩澤さんの口が重く、小浜さんや大森さんがフォローを入れながら何とか続いているという感じで、ちょっとノリが悪かったように思えた。みな、興味津々で聞きに来ているので、もう少しスムースな進行が望まれたところだった。また、塩澤さんが主役とはいえ、北野勇作さん(北野勇作的箱庭)や野尻さん、閣下など、強力な執筆者も揃っているのだから、積極的に話を振ってもよかったんじゃないかとも思った。
 企画が終わったのが0:50。そろそろ眠らなければならない。しかし、空腹のまま眠ると、筋肉が分解されてしまうので、アスリートの私としては、眠る前に何か食べておかなければならない。そこで近くのコンビニで食料を買い求め、腹を満たしてから眠りに入った。
 そして8時などという早朝に叩き起こされた。うーーーーー睡眠時間が6時間を切っている。しかも、慣れない場所で眠ったので、かなり眠りが浅い。倦怠感と疲労感が残っていた。最低でも8時間は休めないと調子が悪いのだ。やっかいな性分である。
 というわけで、みんなで朝食→京都観光という元気はなく、すぐに帰宅することにした。林さん、bk1の福原さんとともに電車を乗り継ぎ、途中で朝食をとりつつ京都駅に到着。林さんはこれから電車を乗り換えて紅葉見物に行くとのこと。元気だなぁ。駅で林さん、福原さんと分かれ、のぞみに乗り込み、一路東京へと帰還した。
 途中、閣下から電話があり、金閣寺にいるとのこと。閣下はそのあと神戸に行ってさらに一泊するという。凄い気力だなぁ。その後は東京まで爆睡。そして帰宅しても爆睡(^^;;。
 このようにして、私にとって初参加の京フェスは終わった。


O-NOのページに戻る