蝸牛地帯 ルースカヤ・ファンタスチカ 光が丘Walker

昔の独り言……(25)

もし宜しければサブテキスト(^^;)として同居人のmonologueもどうぞ.
2001/10/11(木)

 野尻ボードとか谷田貝和男さん(10/10分),高野史緒さん(10/9分)の日記を見て,意見が各者各様で難しいなぁと改めて実感.
 ここで自分の意見を垂れ流しているだけなら楽で良いんだけど…….人の意見と自分の意見を照らし合わせ始めると解けない問題ばかりが残って悩ましい.特に,理屈でなく,感情やモラルの尺度で自分と違う場所にいる人(自分以外の全員なんだけどね)と,その部分で話を始めたら,永久に平行線をたどるということが最初からわかっているだけに,余計に歯がゆい.
 まあ,これは私だけの話ではなく,誰もが体験する話なんだろうけど,「それを繰り返すのが人生さ,ふっ」という達観もしたくない.どこかに理解する糸口は無いものかと期待してしまうのだ.はなはだ往生際の悪い奴なのである.
 とりとめがなくて申し訳ない.正直,自分の主張を曲げる気など全く無いのだが,人の意見を受け容れるには,それらを自分のなかでまとめる時間が必要だ.

 風邪ひいてしもうたー.猛烈に喉が痛いので風邪薬を飲んだら頭も体もヘロヘロ状態に…….だめだこりゃ.


2001/10/9(火)

 直接の面識はないが,日記は毎日読ませていただいている谷田貝和男さんのWebサイトに掲載されている10/9分の日記に面白い箇所があったので,引用させていただく.具体的には,10月9日付け朝日新聞社説からの引用と,谷田貝さんのコメントである.


武力行使はできることなら避けることが望ましい。しかし、国際社会を標的にするテロ組織を壊滅させるには、訓練基地や軍事施設などに目標を絞った限定的な武力攻撃はやむを得ない、と考える。
 乗っ取った民間航空機で超高層ビルなどに突っ込み、5000人以上の市民らを犠牲にした無差別テロは、国際社会を根底から揺さぶった。まさに平和の破壊であり、二度と許すことはできない。
 だそうです。今回の作戦は朝日新聞のお墨付き。分かったかなみんな!?


 朝日を購読しているので,この社説は読んだ.正直,「あちゃー」という感じだった.谷田貝さんのコメントは,皮肉が効いていてドンピシャリという感じだ.
 ここから少し愚痴――ついに「朝日」まで狂っちゃったのかなー.いやー,前々から,ひょっとしたらそうじゃないかなーとは思っていたんだけどさ(^^;).ここまでメジャーな報道機関の意見が一方向に進んじゃう様を目の当たりにすると,すでに集団ヒステリー状態に陥っているとしか思えないな.誰が最初に目を覚ますのだろうか…….
 ちなみに,この状態のままだと気味が悪いので,まだ次のような意見もあるということも紹介しておこう.引用元はここ.こっちのほうが私的にはよほどすっきりと受け入れられる.

 8日未明、米軍によるアフガニスタンへの軍事攻撃が開始された。これをめぐる国際世論では、軍事攻撃を支持する声があげられる一方、テロ攻撃の直接の目標にされたニューヨーク市民のあいだにも、戦争によって無実の人々が犠牲となることへの懸念の声があげられていることが、注目される。
 国連を中心とした国際政治の場で、国際社会としての的確な告発と制裁という手段がつくされないまま、軍事攻撃と戦争という事態になったことを、残念に思う。
 軍事行動の開始と拡大によって、無実の市民の犠牲が広がることにたいし、深い懸念をもつ。

わが党は、世界各国の政府首脳への書簡で、性急な軍事力の行使ではなく、国際的な世論の包囲と国際法にもとづく制裁によってテロ犯罪者を引きだし、「法の裁き」をくわえることこそ、テロ根絶のための大道だと訴えた。


 本当に言葉の通り,「右向け右」になってしまっている昨今に居心地の悪さを感じている…….


2001/10/9(火)

 8月9日の分と同じネタだが,すでに世間ではSFという略語の意味はスペキュレイティブ・フィクションでもサイエンス・フィクションでもスペース・ファンタジーでもなく,下記のセXXス・フXンドになってしまったのか?


Subject: SF出会秘密倶楽部
Date: Tue, 9 Oct 2001 01:22:23 +0900 (JST)
From: Mxy Cxxb 

SF出会い専門の秘密倶楽部です

無料会員募集中

http://bxxm.to/mxycxxb/


2001/10/8(月)

 今日の話題には特定個人に対する露骨な批判が含まれるので、例によってプロテクトをかけることにする。以下の問題に全問答えられる人のみに読んでいただきたい。


以下の答は、全部小文字または数字で入力していただきたい(入力した後は必ずボタンを押すこと)。

問題1:ロシア語「война」を英語にすると?

問題2:「イスラム神秘主義」を英語にすると?

問題3:旧ソ連において、党幹部など特権的な地位を持つ人々を指した言葉は?

問題4:1, 9, 45, 55, 297, 703, □□□, 2728, 7272, 7777……。

問題5:36番目の3角数は?

 今日の分はよっぽど読まれたくない内容だというのがバレバレだね(^^;)。でも、問題考えるのって結構楽しいんだな、これが。

 10/9追記 やはり問題が難しいようで(^^;)。どうしても問題が解けなくて、それでも内容が読みたいという奇特な方は、直接私までメールで請求していただきたい。


2001/10/3-2(水)

●○● ロシア・ヴァカンス・ツアー報告(7)――最終話 ●○●
    ――この人って本当にあの作品を書いた人?

 ロシア人が酒に強いというのは事実だが,際限なく飲むため平気で潰れてしまうという話をこれまでにいくつか紹介した.今回は,特に物凄い人の例を紹介する.
 今回,ストラーニクに期間を合わせて,イギリスのSFイラストレータであるジム・バーンズ氏と,ロシアのSFイラストレータであるヤナ・アシマリナ氏の共同展覧会が開催された.二日目の午前中,その開幕セレモニーがギャラリーにて行われるとのことで,参加者が一同に介した.ロシアで行われるこの手のセレモニーには,当然のごとくスピーチと乾杯が待っている.皆がシャンパンのグラスを手に持ち,「ウラー」の掛け声とともに飲み干す.その後は落ち着いて絵の鑑賞……となれば理想的なのだが,それではおさまらない人も当然のごとくいる.
 第一,絵画鑑賞する時間のはずなのに,なぜ次々とシャンパンの栓を開ける音がするんだ! オイオイ!
 結局,一時間の鑑賞時間の間に酔っぱらいが続出する結果となった…….だいたい,こーゆーことをしたら,いったいどういう結果になるのか,主催者側は十分に知っているはずなのに,なぜにわざわざこーゆーことをするんだ?
 で,特に凄かったのは,ヴャチェスラフ・ルィバコフ氏(右写真)である.
 ルィバコフ氏の社会的な評価を知らないと,以下に記す同氏の行状とのギャップが際だたないので,ここで簡単に紹介しておく.同氏は,ロシア科学アカデミーの中国文化研究員にして,かの名作SF映画「死者からの手紙」の原作者であり,小説は各SF賞を何度も受賞しているという実力者である.また,今年はホリム・ヴァン・ザイチクによる歴史ミステリのアイデアをリライトするという意欲的な試みを行い,同書を大ベストセラーにしてしまっている.読者からの支持を多く集める人気作家として不動の地位を得ているにもかかわらず,それでもなおかつ挑戦する意欲を失わない,まさにロシアSF界における「知の巨人」なのである.なお,同氏には来日経験もあり,短編「文化を担うもの」が日本語に訳出されたこともある.
 さて,問題はその「知の巨人」の行状である.この人がいったい何杯のシャンパンを飲んだのかは知らないが,四十分を過ぎる頃には酔いつぶれて完璧に眠ってしまっていた.ルィバコフ氏はスタッフによってそのままホテルへと連行され,日中の企画には全く顔を出すこともなく,その日の夕食時まで姿を見ることは無かった…….もっとも,夕食後には再び潰れたようだが…….
 ちなみにこの人には,私が知るだけでも数知れない前科がある.昨年のストラーニクではネスフキー通りで飲んだくれて千鳥足でうろつき回った挙げ句の果てにバスに置いて行かれ,一人でホテルに戻ったということをしでかしてしまっている.さらにその前の年には,私の部屋に女性数人を引き連れて乱入し,思いっきり騒いだということもあった.さらにその前の年には……(さすがにこれは書けねぇ)……という最低なことをしでかしたことすらある.そして来日した際には泡盛の瓶を一気に飲み干し,ウォッカで潰れて畳でゴロ寝してしまったということもあった.
 何だか悪い話ばかりを書いているようだが,(飲んでさえいなければ)本人は実に穏やかで明るく社交的で,しかも非常に頭が切れるという尊敬すべき人である.飲んだ後の困った行状を除けば実に完璧で申し分の無い人なのだが……,これはいったい何でなんだろーねー.

終わりに 今回の報告では,余計なこと,不真面目なこと,本質とは全く関係の無いこと,書かない方が良いこと,できれば書かない方がマシなことのみを記するようにした.コンファレンスや遍歴者賞などの報告については,気が向いたら表のページで行うかもしれない.


2001/10/3-1(水)

●○● ロシア・ヴァカンス・ツアー報告(6) ●○●
    ――成り行きジャパン・パーティ

 事の発端は,何気無い雑談から始まった.ワールド・コンなどで行われているというジャパン・パーティをロシアでもやってみたら面白いんじゃないかという単なる思い付きにすぎなかった.
 しかし,私はテンションが高い(高野史緒氏談).早速次の日から酒や焼酎の買い出しや乾き物の準備が始まった.
 できる限り日本人が普段から味わっているものを体験して欲しかったので(もっとも,食わされる側には迷惑な話かもしれないが),裂きイカやイカクン,干し貝,乾燥イワシ,柿ピーだのといった標準的なものを用意していった.しかし,それは日本人にとって標準というだけの話であり,独特の臭いがする海産物の乾き物やを欧州人が食べられるかどうかは別の話――正直,こちらの知ったことではない.というか,反応を見て楽しみたかったのである(←悪趣味).
 ロシアの近隣にあるスウェーデンではシュールストレミングなる究極の物を食するが,ロシア料理に出てくる海産物に臭いの強い物はない.せいぜい鯖あたりが限界だし,それもバジルやオリーブオイルで臭いを消してある.
 ロシア人が焼酎や泡盛,刺身類だったら受け付けるということは,すでに実証済みだが,これらは特に凄い臭いを発するというものではない.果たしてロシア人が,独特の臭いを発する日本酒と乾き物に対してどう反応するのか,その点が特に楽しみだった.
 で,そんなヨタ物やおみやげ品ばかりで重たくなった荷物を抱えてサンクト・ペテルブルグへと乗り込んだのである.
 初日にプログラムが配布され,さてジャパン・パーティはいつ行おうかと時間割を見てみると……オイオイ,初日しか空いている夜は無いじゃん.というわけで急遽,我々は招待状を作るべく,メモ用紙を切り始めた.開始時間と部屋番号さえ書いておけばOKだろう…….何とか数十枚分を書き終わり,あとは参加者に配るだけだ.まずはお世話になっているスタッフからと思い,ヤナ・アシマリナ氏(右写真)に渡してみたところ…….
「ノリヒロ,この時間はダメ.今夜はオープニングパーティをするんだから」
 聞いてねーぞ.だいたいプログラムにも載ってないじゃん.
「それっていつまでやるの?」
「たぶん,終わるのは深夜過ぎね」
「じゃあ,そこに日本酒を持ち込んでも良い?」
「良いけど,スピーチと乾杯をするから,しばらくは大人しくしていてね」
 どうやら,私は何か無茶をやらかすヤツだと思われているようだ…….
 二十時からちょっとしたアトラクションが行われた後,シャンパンとウォッカで乾杯した.私も一緒にウォッカを空ける.歓談が始まった.
 そして酒と乾き物が入ったバッグを抱えている私を見たテラ・ファンタスチカの社長ニコライ・ユータノフ氏(ストラーニクの最高責任者)は言った.
「ノリヒロ,もうちょっと待て」
 やはり私は何か無茶をやらかすヤツだと思われている…….(^^;)
 ではしばらくは歓談に徹しようかと評論家のチョルトコフ氏をつかまえ,ロシアにおけるSF評論の現状と傾向を問いつめたところ,「とどのつまり評論活動に必要なのは時間と金だ」という身も蓋もない本音(その気持ちと必要性は理解できるぞ)をぶちまけたので驚いてしまったが,それ以外は無事に過ぎていった.
 時間も適当に過ぎていったので,さてとばかりに日本酒と乾き物をテーブルに並べ始めると,何事かとばかりに人が集まってきた.わざわざこのために用意したのである.ここぞとばかりに持参した紙の皿に乾き物や柿ピーを入れ,酒は「日本の米製ワイン」,焼酎は「日本の米製ブランデー」だと説明して振る舞った.
 驚いたことに,乾き物の評判は良かった.裂きイカやイカクン,干し貝,乾燥イワシなどは,すぐに無くなった.特に独特の臭いがするイカクンが,すぐに消えたのには驚いた.唯一評判が悪かったのは,辛いという理由で柿ピーだった.意外や意外.
 しかし,ウォッカに慣れている人々でも,初めての日本酒や焼酎は飲み方がわからなかったらしく,その場での評判はわりと良かったのだが,後で「頭がグラングランした」とか「手元が怪しくなった」,「目の焦点が合わなくなった」という感想を聞くことになった…….
 深夜近く,ほぼ全員が酔いつぶれ,人々が徐々に消えていく中,日本酒も空になったので,余った柿ピーは放ったままにして我々も部屋に帰った.

次回予告 今回記したようにロシア人はやっぱりアルコールに強い.しかし,時には平気で行動不能になってしまう人もいる.極端な例では,朝から一日中使い物にならなくなってしまう人すらいる.次回は,「この人って本当にあの作品を書いた人?」.


2001/10/2-2(火)

●○● ロシア・ヴァカンス・ツアー報告(5) ●○●
    ――あんた達,何やってんの!?

 ストラーニクの開催中には,企画としてサンクト・ペテルブルグの書店にて作家のサイン会が行われる.我々も本屋めぐりはできるし,同時にサインも貰えるので非常にありがたい企画である.
 参加者が宿泊しているホテルからサイン会が行われるネスフキー通りまでには,地下鉄で二駅ほどの距離があるのでバスで移動した.まず一件目の書店に入り,しばらく本を物色した.
 で,二つ目の書店へと移動してみたところ……思わぬ事が発覚した.その書店では,マリーナ・ヂャチェンコ氏(右写真)がサイン会を行っていたのだが,我々を発見すると,かなり驚いた様子で話しかけてきた.
「あんた達,何やってんの!? もう終わって帰るのよ.帰りの車が待っているんだから」
「帰りのバスのこと?」
「車よ,車」
「今来てるの?」
「そう,もうホテルに戻る時間なのよ」
「今なの?」
「そうよ」
 実は,車やバスが無くてもホテルへは地下鉄で帰ることができるので,たとえバスに置いて行かれても何の障害にもならない.しかも,スケジュール的には余裕があるので,歩き回る時間はあったのだ.しかし,マリーナ氏には,日本人が地下鉄で帰れるのかどうかもわからないうえ,とうにバスは出てしまっている時間だったので,慌てふためいてしまったのだ.
 しかし,この時のマリーナ氏の驚いた顔は見物だった.何でこいつらがこんな時間にここにいられるんだ?という唖然とした表情と,戻る方法が無いだろうという慌てた表情が入り交じり,何とも言えない複雑な顔つきをしていた.マリーナ氏は写真のとおり,落ち着いた感じがするかなりの美人である.その美人が慌てふためいてパニック寸前になってしまっているわけなので,これには笑ってしまった.まぁ,せっかく心配してもらっているのに,笑ってしまうというのは申し訳ない限りなのだが…….
 そしてこの時,もう一人,慌てふためいていたヤツがいた.ストラーニクの引率スタッフである.日本人がどこかに消え,バスの時間になっても戻ってこない.しかし,バスは発車させなければならない…….いったいあいつらはどこへ消えたんだ? 置き去りにして戻ってこられるのか? などなど,不安でいっぱいになっていたようだ.我々が余裕の表情でホテルに戻った時,引率したスタッフは,本当に安心したような,嬉しそうな表情をして我々を出迎えたのである.この表情もまた見物だった(^^).

次回予告 ワールド・コンなどで行われているというジャパン・パーティ.我々はストラーニクでそれを行うべく,日本酒・焼酎・乾き物類を多種用意してロシアへと向かった.だが,夜の予定は連日深夜まで埋まっていた! 次回は「成り行きジャパン・パーティ」.


2001/10/2-1(火)

●○● ロシア・ヴァカンス・ツアー報告(4) ●○●
    ――コミュニケーション・エラー(笑)

 ストラーニクの二日目,実に画期的な企画が行われようとしていた.
 何と,スリランカにいるサー・アーサー・C・クラークと,インターネットを介してサンクト・ペテルブルグとの間でリアルタイム討論を行おうという試みである.確かにカメラとマイクを用意し,NetMeetingを使えば簡単に実現できることなどはわかりきっている.しかし,相手が相手だけに,そしてお互いの場所が場所だけに,実現したときの驚きは大きい.
 というわけで,大きな期待を抱きつつバスで会場へと向かった.会場は,ビジネスセンターを要する超高級ホテルのコンファレンスホールである.我々参加者一行は,ホテルのロビーへとなだれ込んだ.……なだれ込んだんだけど,コンファレンスホールへは行かない…….なぜ?
 スタッフの説明によると,まだ準備が終わっていないので,ロビーでコーヒーでも飲んで待っていろとのこと.あちゃー.
 我々はそのままロビーで待った.十分,二十分と時は過ぎてゆく.企画開始の時間が随分前から決まっていて,しかも何日も前から準備していたはずだ.しかも,NetMeetingなど,誰でも簡単にセットアップできるようなものなのに,何でこんなに時間がかかるの? 何かおかしくない?
 そう思ったので,ストラーニクの企画総責任者であるキリル・コリョロフ氏に「何が起こってるんだ?」と聞いてみたところ,一言「コミュニケーション・エラー(笑)」という答が返ってきた.
 凄いぞ,キリル.お前,こちらの知りたいことに何も答えてないじゃん(^^;).「コミュニケーション・エラー」というのは,果たしてクラーク氏との連絡不行き届きのことなのか,会場側との折衝ミスなのか,スタッフとの打ち合わせ不足なのか,それとも純粋にネットワーク的な問題なのか,何にもわからないぞ.どれか一つが原因なのかもしれないし,最悪の場合には全部が原因なのかもしれないし…….しかも,その最後の「(笑)」っていうのは,一体何なんだ?
 たぶん,たとえ前記のどれが原因であっても,具体的に答えてしまうと身内の恥をさらすことになるので,はぐらかす意図で前記のような回答をしたのだろう.だが,「コミュニケーション・エラー(笑)」という絶妙な答がすぐに浮かんでくるあたり,さすがは才人である(キリルは翻訳や編集部門で何度も遍歴者賞を受賞している).私と堀浩樹氏は,この何の答にもなっていないながら,まずい状況に置かれているということだけはわかるという,この絶妙な回答に爆笑したのだった.
 さて,そのような状態で三十分も待つうちに,一つのジョークが流れてきた.
「実際にはさぁ,クラーク氏が"Hello"と言って画面に出てきた時に,こっちからはこれ(ロシア流の"Ass Hole"のジェスチャー)をやっちまったんだぜ」
 確かに,それを実際にやっちまったら重大かつ深刻な「コミュニケーション・エラー」だよなぁ(^^;).
 そんなこんなで待つこと四十分,何とか準備が整い,参加者が会場に入った.NetMeetingのウィンドウには,動いて話しているサー・アーサー・C・クラークが! 感動だぜぇ!
 途中,通信トラブルがあり,音声は電話で,画像はインターネットでという複合的な方法になったが,それから約一時間にわたって滞り無く討論が行われた.めでたしめでたし.
 今回,スリランカからわざわざストラーニクのために時間を割き,討論に参加してくれたクラーク氏には,遍歴者賞が贈られた.
 しかし,それにしても笑ったぞ,「コミュニケーション・エラー(笑)」.結局,開始が遅れた原因が何だったのか,未だにわかっていないし(^^;).

次回予告 企画の一環として行われたサイン会.それに同行した我々は,スケジュールもよくわからないままネフスキー通りを歩いていた…….次回は「あんた達,何やってんの!?」.


2001/10/1-3(月)

●○● ロシア・ヴァカンス・ツアー報告(3) ●○●
    ――ヤバイ,コントローリだっ!!!

 ロシア人が二人以上集まると必ずどこからともなくビールが出てくる.四人以上になると必ずウォッカの瓶が出てくる――私の少ないロシア体験から導き出した経験則である.何しろ相手はアルコール分解酵素を日本人の十倍も持っている連中である.半端な飲み方ではない.しかし,そのロシア人達から,「ノリヒロはロシア人よりも酒を飲む」と言われている私の立場って…….
 それはともかく,今回のストラーニクでも,姿が見えないと思ったら次の瞬間には,どこかでビールやウォッカを調達してきて飲み始める人々が続出していた.実は私も移動中のバスでベルモットの回し飲みに加わったり,朝からいきなりビール瓶を「はいっ」という感じで渡されたことがあった.
 で,飲んでしまえばインテリもそこらのおっさんも変わることがない.全員が「酔っぱらい」というカテゴリの中に括られてしまう.今回,このカテゴライズで笑えるのか笑えないのか,よくわからない事件が起こったので紹介する.
 遍歴者賞の授賞式の後には,祝賀パーティが開かれる.私は知り合いを見つけては雑談をするという方法で時間をつぶしていたのだが,同行した堀浩樹氏は作家のサロマトフ氏を見つけ,熱心に話し込んでいた.
 問題はパーティの後,ホテルに移動してから起こった.ホテルのロビーにバーがあるのだが,そこに参加者達が集まってきて二次会の様相になった.その中には,祝賀パーティでさんざん飲んだと思われるサロマトフ氏も混じっていた.相変わらず堀浩樹氏と話をしながら飲んでいる.サロマトフ氏は,その時点ですでに「グデングデン」のレベルを越え,「粗大ゴミ」の域に到達しようとしていた.
 半分寝ているような様子でバーをうろつくサロマトフ氏――たぶんこれを見たホテルの従業員が「どっかの酔っぱらいが建物内に侵入した」と勘違いしたのだろう.警備部に通報されてしまったらしい.迷彩服に軍靴,胸に「Контроль(コントローリ:管理,統制)」と大きく書かれたボディプロテクターを付け,腰には警棒をぶら下げた男が二人現れ,サロマトフ氏の両脇を抱えて連れ去ろうとした.
 慌てたストラーニクのスタッフや仲間の作家達が警備員に駆け寄り,「この人の身元は大丈夫です」とか「この人は私たちが責任を持って連れ帰ります」などと賢明に説明し,やっとのことで解放された.たとえ著名な作家であっても,ここまで飲んだくれてボディプロテクターを付けた男達に連れ去られそうになってしまってはメンツもカタもあったものではない.実際には洒落にならない事件なのだが,有名な作家が警備員に連れて行かれそうになるというシチュエーションが,ちょっと笑える話であったのも事実だ.
 ここまで酔いつぶれるほど飲んでしまえる人っていったい……とちょっとは呆れたが,この場合には飲ませた方にも責任はある.調子に乗って飲ませ続けていた堀浩樹氏に対して厳重に注意したのは言うまでもない.
 しかし,あのまま警備に連れて行かれていたら,いったいサロマトフ氏はどうなってしまったのだろうか? くわばらくわばら.

次回予告 SFの巨匠,サー・アーサー・C・クラークとのインターネットを介した討論――サンクト・ペテルブルグとスリランカをリアルタイムで結ぶという意欲的な企画だったのだが…….次回は「コミュニケーション・エラー(笑)」.


2001/10/1-2(月)

●○● ロシア・ヴァカンス・ツアー報告(2) ●○●
    ――故郷までの果てしなく遠く長い道のり

 帰りは順調……のはずだった.何しろモスクワでの乗り換え時間が二時間半近くもあるので,バスに乗って余裕で移動できるうえ,今度はいたずらに時間を浪費させる入国審査もない…….
 だが,往路と同じく,復路も呪われていたのであった!
 日本では国際便のチェックインは二時間前から始まるが,ロシアではだいたい一時間前からというのが標準である.我々が滞在したホテルからプルコボ1空港までは車で約二十分程度.それに合わせて出発すれば余裕で間に合う.
 というわけで,楽勝気分でホテルを出発したのであった.車は順調に飛ばし,空港への道をひた走っていた……だが,ここで運転手がとんでもないことをしでかしてしまった! 何と,警官が見ている目の前で,人を跳ね飛ばしそうになってしまったのだ!
 当然,警官に呼び止められ,運転手が尋問されることになった.違反切符で済むのか,連行されるのか,厳重注意で大丈夫なのか,だったらその説教は長くなるのか,外国人たる我々にはまるっきりわからない.もし,連行ということになったら,完璧に間に合わない.ここでも我々はただ成り行きを見守り,待っているしかないのである.五分・十分と経つにつれ再び焦りの感情が…….
 結局,運転手は十五分程度で解放され,我々は再び空港へと向かった.
 空港では搭乗手続きの窓口を探してうろつくことになったが,何とか定刻に間に合い,飛行機に乗り込んだ.
 ところが……飛行機が動かない…….離陸予定時間を過ぎてもピクリとも動かない.そのうちにエンジンが切られ,整備員や搭乗員が慌ただしく動き始めた.整備不良なのか? もし万が一,機体を変えるとか,スケジュールを順延するとなったら…….またまた不安が襲ってきた.機体の整備不良ともなると,先のような処置もまったくあり得ない話ではないだけに,洒落になってない.
 刻一刻と時間ばかりが過ぎて行き,機内は時折,思い出したように「最終チェックに手間取っておりますのでお待ち下さい」というアナウンスがされるのみ.我々はそんな不安の状態で三十分程度待たされることになった.
 結局,機体の自己チェックは何とか通ったようで,三十分以上遅れて離陸した.
 しかし,こんなアホなことがあって良いのか.モスクワでの乗り換えがまたまたギリギリになってしまうではないか.この時点でバスを使うという選択肢は無くなった.白タクをつかまえて値切り倒すしかあるまい.たぶん十二〜三ドルで行けるだろう.そう腹を括った.
 すると,同じ飛行機でシェレメチボ1空港に降りた日本人が我々以外にも二人いたので,四人で公認のタクシー代を分け合うということで話を付け,シェレメチボ2空港に向かった.
 税関は入国時と同じくノーチェックで通過.飛行機の離陸時間も一時間半の遅れと表示されていたので,時間的には余裕である.
 しかし,重大な認識の間違いに気が付いたのだった.入国審査が,一時間以上も待たされるほど複雑化しているのなら,出国手続きも同じくらい時間がかかるほど複雑になっていたのだ! まぁ,それでも時間はあるので待っていようかと思ったら…….
 出国手続きの係員が「東京行きか?」と聞いてくるので,「そうだ」と答えたところ,「時間がないから列を飛ばしてとっとと行け」と言った.たぶん,離陸時間の遅れが伝わっていなかったのだろう.我々にとっては幸運なことなので,言われるとおりに列を飛ばして出国手続きに向かった.
 実は後からわかったことだが,東京行きの便が遅れたのは,我々が乗ってきたペテルブルグからの便が遅れたことにより,「日本人四人の乗り継ぎが間に合わない」という理由によるものだったらしい.結局,我々のせいだったのだ.
 結局,行きも帰りも慌てる必要などはなく,のんびり行っても良かったということになるのだが,そんなことは結果論として後からわかることであり,当事者たる我々としては,決められたスケジュールに間に合わせようと必死だったのだ.我々が感じた緊張と不安は結果的には余計なものだったのだが,疲労困憊・消耗してしまったことは事実である.
 日本に帰ってきた今も,往復時のドタバタを思い出すと疲れてしまうのである.

次回予告 ロシアといえばウォッカ.昼から飲んで潰れている作家達.時には社会的な地位のある人だとは思われず,ただの酔っぱらいとして扱われてしまうこともある.そんなトラブルを紹介.次回は「ヤバイ,コントローリだっ!!!」.


2001/10/1-1(月)

 ロシア・ヴァカンス・ツアーの報告を徐々に行っていくことにする.

●○● ロシア・ヴァカンス・ツアー報告(1) ●○●
    ――サンクト・ペテルブルグまでの死ぬほど長い道のり

 九月十九日午前十時,私と堀浩樹氏は成田空港第二ターミナルにいた.全ロシア幻想作家会議「ストラーニク」に出席するためである.テロの影響もあってか,成田空港は驚くほど空いていた.
 飛行機は正午に定刻どおり離陸した.それから約十時間,飛行機は順調に飛行を続け,予定通り現地時間の午後五時にモスクワのシェレメチボ2空港に着陸した.今から思えば,これが全行程のなかで唯一まともな飛行だった.以後,我々はロシアの交通でさんざんな目に遭うことになるのだが,それは追い追い記してゆく.
 飛行場に降りると,まず入国審査が待っている.ここで我々は,まず最初の絶望を味わうことになった.
 入国審査の長い列は遅々として進まず,隣で並んでいた中国人などは二時間も待っていると言っていた.
 我々が乗るモスクワからサンクト・ペテルブルグまでの飛行機の離陸は午後七時十分.少なくとも三十分前にはシェレメチボ1空港に着きたい.シェレメチボ2空港からシェレメチボ1空港まではバスで三十分程度,タクシーでも十分〜十五分程度かかる.したがって,ペテルブルグ行きの飛行機へのチェックインがぎりぎりの六時四十分頃になるとしても,六時二五分までには入国審査と税関を通り抜けたい.だが,五時ちょっと過ぎから列に並び始め,六時十分を過ぎても自分の番は遙かまだ先のことだ! どう考えても乗り継ぎには間に合いそうにない! しかし,我々に出来ることは,焦燥感に苛まれ続けるのを,じっと耐えて待っているしかないのだ!
 結局,何とか入国審査を通過できたのが六時半頃のことだった.まだ税関が待っている.大急ぎで自分の荷物を見つけ,税関の列に並んだ.ここは何とノーチェックで通れてしまったのだが,それでもこの時がすでに六時四十分.この時点でもう流しのタクシーや白タクと交渉している時間はない.大急ぎで高い公認のタクシーをつかまえ,大枚四十三ドルを支払い,とにかく時間がないと言って車を飛ばしてもらってシェレメチボ1空港に到着したのが六時五十分過ぎ.離陸まで残り二十分を切っている! 案の定,荷物のX線検査を通り抜けてチェックインカウンターに着いた時には,チェックインの案内はすでに消えていた! 大ピンチである.
 係員にチケットを見せ,パニックを起こしながらも「受付はどこじゃー」と叫ぶ.示された場所で何とかチェックイン.搭乗券をもらってゲートへと向かった時点で七時.脂汗が背中を濡らしている.
 列に並んでいた人に「ペテルブルグ行きか?」と聞いてみたら「そうだ」と答えたので,安心して並んだ.しかし,まだまだ話は無事に終わってくれない.
 何と,そのゲートはプルコボ航空が使っているゲートで,我々が乗るアエロフロートのゲートは別の場所にあるのだと言う.急げ!とばかりに示されたゲートへと向かった.
 それらしき場所に着き,「ペテルブルグ行きか?」と聞くと「アルハンゲリンスク行きだ」と答が帰ってきた.絶対に何かがおかしい! チェックインカウンターまで戻り,係員をつかまえ,搭乗券を見せて「ゲートはどこじゃー」と聞く.すると先ほどアルハンゲリンスク行きだと言っていたゲートが示された.再びそのゲートに逆戻りし,「いったい,どこ行きなんじゃー」と聞くと,「アルハンゲリンスク」としか答が帰ってこない.この時点で時計は七時十分を指していた…….
 終わった…….
 この時,正直,そう思った.
 だが,信じられないオチが待っていた.実は,日本から来た大口の団体客も同じ目に遭っており,その御一行が到着しないので,飛行機は出発を遅らせて待っていたのである! 我々が絶望に暮れていた時,団体客が悠々と到着した.我々が焦ってドタバタ劇を演じていた同じ時間帯に,団体様御一行はのんびりと移動し,何の不安もなくチェックインを済ませて来たのだった.
 要するに我々を待っていたようなものなので,慌てる必要などは無かったのだ.安心するのと同時に,緊張が切れて全ての気力が萎えた…….
 結局,飛行機は約四十分遅れで離陸し,サンクト・ペテルブルグへ向かったのであった.
 ところで,我々にはもう一つの不安があった.飛行機が四十分も遅れてしまったので,ストラーニク側の出迎えが帰ってしまっているかもしれない.そうなると,会場となるホテルへは,いかなる手段をもってしても行くことができるのだが,我々の予約状況がわからない以上,それを把握している人がいない限り部屋に入ることができないのだ! 果たして待ってくれているのか!?
 サンクト・ペテルブルグのプルコボ1空港に到着し,出迎えに来ていたヤナ・アシマリナ氏の姿を見たときには,喜びのあまり飛び上がって手を振り,「ヤナー」と叫んでいた.
 いやはや何ともストレスの多い一日だった.その夜は,深夜過ぎまでバーでビールをガブ飲みすることになった.

次回予告 精神的なストレスの多かったサンクト・ペテルブルグまでの道のり.だが,復路である日本への道のりもまた往路と同じくらい果てしなく長いものだった.次回は「故郷までの果てしなく遠く長い道のり」.


2001/9/27(木)

 今日は「これを貼り付けるしか無い! 貼り付けなければ気が済まない!」という気分なので、エドウィン・スターの「黒い戦争」を掟破りの全文引用。オリジナルを知らなくても、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドやブルース・スプリングスティーンがカバーしていたので、聞いたことがある人も多いと思う。
 詩の意味を全身全霊をもって噛みしめよう。

WAR!
Words by Barrett Strong & Norman Whitfield
War!
What is it good for?
Absolutely nothing!
War!
What is it good for?
Absolutely nothing!
War is something that I despise
For it means destruction of innocent lives
For it means tears in thousands of mothers' eyes
When their sons go out to fight to give their lives

War
What is it good for 
Absolutely nothing
Say it again
War
What is it good for
Absolutely nothing

War
It's nothing but a heartbreaker
War
Friend only to the undertaker
War is the enemy of all mankind
The thought of war blows my mind
Handed down from generation to generation
Induction destruction
Who wants to die

War
What is it good for
Absolutely nothing
Say it again
War
What is it good for
Absolutely nothing

War has shattered many young men's dreams
Made them disabled bitter and mean
Life is too precious to be fighting wars each day
War can't give life it can only take it away

War
It's nothing but a heartbreaker
War
Friend only to the undertaker
Peace love and understanding
There must be some place for these things today
They say we must fight to keep our freedom
But Lord there's gotta be a better way
That's better than
War

War
What is it good for
Absolutely nothing
Say it again
War
What is it good for
Absolutely nothing

 ついでなので,問題を一問.正解すると,ささやかなオマケが見られる.  
 問題:エドウィン・スターの所属したレーベルは?(小文字で入力)
 
 


2001/9/26(水)

 未だに時差ボケが抜けず、調子が悪い。そのため、記録を書き綴る気力が湧いてこない。しばし、しばし待たれよ!


2001/9/19(水)〜24(月)

 サンクト・ペテルブルグにてヴァカンス。続報・詳細は以降を待て!


2001/9/18(火)

 明日から出発だというのに,今日になってやっとビザと航空券を獲得.ビザ取得のための招待状が来たのもぎりぎりだったし,航空券の予約が取れたのも本当にぎりぎりだった.実際,先週の今頃は渡航をほぼ諦めかけていたのだ.
 現在,慌てて荷造りとか,必要な物の調達を行っているのだが,たぶんかなりの量のものを忘れたまま出かけてしまうことになるだろう.渡航先の人々には諦めて貰うしかあるまい.
 というわけで,帰国は24日になるので,それまで更新は無い.


2001/9/16(日)

 尻が擦り剥けて痛いというのに、懲りもせず練習へ。
 一歩踏み出すごとに擦れて激痛。途中からはその部分が湿ってきて、汗なのか、リンパ液なのか、血液なのかよくわからないまま動いていたのだが、真っ赤にはならなかったので安心。
 もし真っ赤になっていたら、恥ずかしかっただろーなー(^^;;


2001/9/15(土)

 何と何と、なんとかチケットが間に合った!! やったー!
 しかし、しかし、しっかーし! 旅行の準備とか、おみやげ類の調達などを何も行っていない。心配の次は焦りに襲われているのである(^^;;

 そういえば、腹筋運動のやりすぎで尻の皮が擦り剥けてしまった。見事なまでにズルリと剥けてしまっている。したがって、あおむけに寝ることができない。椅子に座っていることもつらい。風呂に入れば滅茶苦茶痛い。なんということだ。水曜日には長時間座り続けなければならないのだが、それまでに治ってくれるのだろうか?


2001/9/14(金)

 衝撃の告白をしなければならない.
 ロシアへの出発は来週水曜日の19日なのに,金曜日が終わった段階で未だにチケットが取れていない!!
 一緒に渡航するもう一人が出発前日には大阪から上京しなければならないため,出発前日の火曜日まで待っていることはできない.すると残るビジネスデーは月曜日だけだ!! さぁ,残る一日で何とか間に合うのか!?
 今年のヴァカンスはどうなる? 果たして無事にペテルブルグの街を歩くことができるのか? 風雲急を告げる状況のなか,ひたすら待つことしかできない私の神経は持ちこたえることができるのか!?
 また,チケットがこんな状態なので,未だに何の渡航準備もていないのだが,果たしてそんなことで良いのか!?
 問題が問題を呼び,いたずらに神経をすり減らし続け,私はいったいどうなってしまうのか?
 以下,続報を待て!


2001/9/12-2(水)

 同居人より許可が出たので、先にクイズでプロテクトしていた文章を公開する。

 テロに巻き込まれて命を落とした人々については,本当にかわいそうだと思う.何の関係も無い人たちを巻き込むなど,言語同断の行為だろう.いかなる理由があろうとも,許される行為ではない.
 しかし,テロリストがなぜあそこまでの強行手段に出るにいたったのか,その原因だけは考えておいたほうが良いと思う.相手が,なぜこんな手段をとるまでに追い込まれたのか? アメリカに全く非はなかったのか? 今回,アメリカは完璧なる無実の被害者なのか?
 大統領は「自由に対する卑劣な攻撃」と言う.「卑劣な攻撃」であるという点については疑いようもなく確かなことである.ただ,「自由に対する」とは,いったいどういう意味なのか? アメリカだけが自由だと言いたいのか? これまで世界平和とか正義の名の下に他国の自由を蹂躙してきたのは,果たしてどこの国だったのか?
 今回のテロで犠牲になった人たちは,テロリストの身勝手な理由で命を落としたのと同時に,アメリカがこれまで行ってきた外交政策の結果として命を落としてしまったのだと思う.その意味で,アメリカにも確かに責任はあると思う.現在,アメリカは一方的な被害者の立場を取ろうとしているようだ.見ていて気持ちが悪い.
 そんな立場をとる政府は,あまりにも理不尽で突然の死を迎えてしまった被害者達に対し,自分たちには一切責任が無いと言っているのと同じである.それでは国家間の感情的なしこりが原因となって命を落としてしまった人たちがあまりにかわいそうだ.

 せっかくなので、先のクイズは残しておく。なお、クイズに答えて見られる文章にはオマケが付いている(^^)。


2001/9/12(水)

 同居人より「怖いから政治関係と宗教関係の主張は慎むように」と言われているのだが,今日の話題はもろに該当するので,それなりのプロテクトをかけることにする.以下の問題に全問答えられる人のみに読んでいただきたい.


以下の答は、全部小文字または数字で入力していただきたい(入力した後は必ずボタンを押すこと)。

問題1:暗号ソフトウェアPGPを作成したのは,Phil □□□□である.

問題2:220と284の関係は,1184と□□□□の関係と同じ.

問題3:今流行のNPO法人とは,Non □□□□ Organizationの略である.

問題4:自然対数の底であるeは,2.718281828 xxxxx 1……である.


2001/9/11(火)

 昨日購入した「ゲームボーイウォーズ3」をサルのごとくプレイしている.同時にチェスソフトとかRPGも入手したので,しばらくはサル状態だろう.これで不安を紛らわせることができれば良いのだが…….
 もし,本当にロシアへ行けなかった場合,鬱憤晴らしのため,継続してサル状態になることであろう(^^; というわけで,しばらくは人間として使い物にならないかもしれない…….


2001/9/10(月)

 ロシアへの出発予定は19日.で,今日は10日.しかしながら未だ航空機の予定が決まっていない(^^;.
 実際,間に合わないので査証の手続きのほうは始めてしまっている.
 そんな状況下に置かれているため,得もしれぬ不安で潰れそうになってしまっており,何事も手に付かない.心配したところで事態が進展するという訳でもないのだが,このへんは性格の問題なので,どうしようもない.うーむ,困ったものだ.
 そして不安を払拭しようと身体を動かしまくったのだが,どうやらやりすぎてしまったようで疲労が全く抜けない.現在,体中が筋肉痛と怠さを感じ,故障のある左股関節と右足首は痛いままだ.全く,いきなり80kgのバーベルでベンチプレスとかスクワットなど,無理してやるものではない.
 というわけで,今はゲームボーイに逃げてサル状態になることで何とかしのいでいる.

 いかん,これでは単なる「ダメ人間の告白」ではないか!


2001/9/7(金)

 昨日、NHKで放送された「トップランナー」の録画を観た。我がテルミンの師匠である竹内さんが出るとあっては、弟子として観るのが義務であろう。
 番組中で竹内さんが何曲か演奏していたのだが、やはり世界有数のテルミニストによる演奏は凄いの一言につきる。音の正確さ、表現の深さ、音の暖かみなど、何もかもが凄い。普通、ちょっと凄い人などを見ると、多少のジェラシーを感じてしまったり、自分との差を思い知って鬱になってしまう。しかし、竹内さんの演奏は凄さの度合いが違いすぎる。確かに聴く度に自分の未熟さ加減を思い知らされるものの、技量の桁があまりにも違いすぎるので鬱になることなどはない。ただ、聞き惚れてしまう。そのくらい凄いのである。


2001/9/5(水)

 ここ数年,9月下旬にはロシアへ出かけて行っている.すでにサンクト・ペテルブルグは第二のホームタウンと化している.
 ところで,その恒例になっているロシア旅行だが,今年はこともあろうに危機的状況に瀕している.
 なにしろまず,査証の発行に必要となる招待状が来ていない.査証の申請には一週間ほどかかるので,今日か明日くらいに来ないとまず間に合わない.そして第二に,帰りの飛行機の予約が未だに取れていない.そろそろキャンセル料金がかかってくる時期になっているのだが,全行程の飛行機が取れないとなると,その他の便のキャンセル料金だけ支払って,結局は行けないなどという,悲惨な結末を迎えることになってしまう.
 招待状にしろ,飛行機の予約にしろ,自分の力ではどうすることも出来ない.唯一できることといえば,ひたすら待っていることだけである.これはかなり神経に障る状況だ.
 というわけで,こんな精神を掻き乱されるような状況の中,ひたすら堪え忍ぶ毎日を送っている.

9月5日追記:その後,招待状は送られてきたが,現時点で飛行機はまだ取れていない.


2001/9/1(土)

 テルミンの練習会向け課題曲として「ドナドナ」を練習し続けている。しかし、いつまでも「ドナドナ」や「コンドルは飛んで行く」ばかりだと飽きるので新たな課題曲を選び、その曲が収録されているCDを購入した。楽譜が市販されていない曲なので耳コピーするしかないのだが、いきなりCDに合わせて弾いてみたところ、これが無茶苦茶難しい。初めての演奏なので仕方がないのだろうが。CDプレイヤにスロー再生機能でもあれば良いのだが、そんな都合の良い機能は付いていない。まぁ、何でも習い事に近道はないので、これも同じく、とにかく練習の数をこなすしか方法は無いのだろう。気長にやることにする。
 で、何が新しい練習曲かというと……恥ずかしいので秘密。
 実は、密かな野望として、「テルミン・アフタマータ(自動機械テルミン)」だとか「KTV=キーベルネチチェスキイ・テルミン・ヴォクス(サイバネティクス的テルミン)」とか何とか適当に見栄えがしそうな名前(?)を付け、「打ち込み」と「録音」をバックにしたテルミンのソロで、来年開催される「光が丘公園祭り」のライブに出ることを考えている。まだあと一年あるので、何とかそれまでに30分持つだけのレパートリーを増やしたい。テルミンの音色に合う「しっとり系(R&Bとかバラード、民俗楽)」と「サイケ系(ヒュワワァ〜ン)」を、それぞれ2〜3曲ずつ用意すれば何とかなるだろう。
 テルミンの演奏は、それだけでもパフォーマンスとしてインパクトがあるし、音色も独特なので、それなりに注目は集めるだろう。また、邪道だが、エフェクターを入れれば信じられない音がする。
 何はともあれ、とにかく、ライブと言えばギター、ベース、ドラム、キーボードといった構成しか考えられないなどという変なオーソドキシー(つまりは既成概念)を少しでも揺るがすことに挑戦してみたいのである。音楽とは、本来ならディオニッソス的(享楽的)で、かつ同時に自由なものであるはずなのだ。それが既成概念に縛られてしまったり様式を持ってしまった時点で、音楽本来の可能性を捨て、先人が残した位置に安直に居座ってしまっているだけなのである。(←いちいち熱くなんなよなー)
 実際、テルミンだけではつまらないので、元々持っているクラリネットとの使い分けや、ホーミー(モンゴルの倍音唱法)の使用、大正琴の購入なども考えている。
 さて、さて、さて……果たしてこの野望は実るのか!?


2001/8/31(金)

 道場にて.
 先生曰く.「大野さんは,十分に気は若いですから.自分が二十歳前だと思ってるでしょ」.
 一応,「いえ,自分は極普通の三十六歳だと思っております」と答えておいたが,先生の発言の裏には,いったい私をどんな意味があったのだろうか? また,私はいったいどのように見られているんだろうか?
 ちょっと考えてみる.「精神が若い」という場合,逆に「精神が幼い」という言い換えも可能なので,次の二つの場合が考えられる.

  1. 元気はつらつ,血気盛んでテンションも高く,気合いが入りまくっているヤツ
  2. 常識が無く,思慮に欠け,おっちょこちょいで無謀な言動を平気でしてしまうヤツ
 前者の場合なら良いのだが,後者の場合には本気で日常生活を考え直さなければならない.また,二つの意味を混ぜて表現したのだとすれば,これもまた複雑なソリューションが要求される…….
 うーむ,大人としての自覚は(一応は)持っているつもりなのだが,いかがなものなのだろうか…….


2001/8/30(水)

 ボクシング練習用のパンチンググローブとバンテージを購入した.今まではすべてトレーナーさんの持ち物を借りていたのだが,ずっとそのままでは申し訳ないので,そろそろ自分用のものを購入する必要が出てきたのだ.
 だいたい,テニスを始める時にはまず自分のラケットを,野球を始めるときにはまず自分のグラブを購入・用意する必要がある.これは全く普通のことだ.それを考えると,本来ならボクシングを習い始める際に自分用の道具を全部揃えておくのが筋だったのだ.つまり,今まではトレーナーさんの好意に一方的に頼り切ってしまっていた(甘えていた)ということになる.このへん,たいへん心苦しい限りである.
 ところで,習い事は全てそうだが,道具を揃えると,それだけで俄然やる気が出てくるのは不思議である.たとえば道衣も,それまで使っていた廉価なものから品質の良い物へと変えたときには嬉しかったし,「もっとしっかり練習しよう」という気になった.自分専用のテルミンが届いた時もまたしかりだった.習い事ではないが,新しい辞書や資料を買ったときも同じ気持ちになってくる.
 道具から入る,つまり形から入るというのは,習い事として邪道なのかもしれないが,道具がなければ何も始まらないというのも事実である.やっぱり弘法だって筆はそれなりに選ぶはずなのである.


2001/8/28(火)

 9月は用事が多く,スケジュールが立て込んでいるので,混乱がおきないようWinCE機に用件を全部入力してみた…….あはは.なんじゃこりゃ.なんと休む暇がない! 秋って忙しいのね…….「読書の秋」なのに,本を読んでいる時間などあるのだろうか?(たぶん捻出するんだろうけど)
 WinCE機に予定を入力したからといって,いつもCE機を持って歩けるというわけではない.そこで,Yahoo!のカレンダー機能を使ってみることにした.これならデスクトップ・モバイルを問わず,インターネットにさえ接続できれば予定を一覧することができる.便利なもんだね.
 本来なら,小さな手帳を持ち歩くというのが最もてっとり早い方法なのだろうが,普段の月は,ディスプレイへの付箋紙の貼り付けと記憶だけで何とかなっているので,そんなものは持ってなどいない.9月になろうとしているのに,今さら2001年版の手帳を買うというのも,何だかもったいない話である.
 というわけで,電子環境だけで混乱せずにどこまでできるのか,ちょっと実験してみようと思っている.


2001/8/27(月)

 気分が落ち着かず,激イライラ状態.そんな状態で考え事などできるはずもなく,もちろん読書も無理.酒も増えるし,最悪.買った定期購読雑誌も読むのは明日以降ということにして,今日はおしまい.


2001/8/25(土)

 普段、メールなんかで遊んでくれている人達がごそっとロシアに行っちゃったので、何だか取り残された感じ。まぁ、自分も来月行くんだけどね。


2001/8/23(木)

 第40回SF大会レポート(もどき)に、写真および関連するWebページへのリンクを追加した。


2001/8/22(水)

 数日間放置と書いたが,即座に撤回して短く更新.
 普段,反響とか感想をいただくことがあまりないので,こういう記事は特に嬉しい.発見が遅れて申し訳ない.


2001/8/21(火)

 せっかくSF大会に関する長文を書いたので、数日はこのまま放置しよう。
 他の方々によるレポートについては湯川光之さんのアフターレポートリンク集を参照下さい。


2001/8/18(土)-19(日)

●○● 第40回SF大会レポート(もどき) ●○●

 日付を戻してSF大会について。
 初日は午前11時に会場へ到着した。「SFチェス」(右写真。クリックで拡大)が正午より開始なので、設置の時間はギリギリである。すでに巨大チェス盤の製作・設営担当である真柄正義氏は到着しており、搬入を開始していたので、それを手伝いつつ、自分の担当分(その他全部)を運び込んだ。
 で、何とか時間に間に合ったのだが、始めてみて、凄いことが判明した。何と!そこは会場の真空地帯だったのだ! 上映企画とキッズコンという人が全く動かない企画に挟まれ、しかも時刊新聞社のホワイトボードに遮られて中央の通りからは全く見えないのだ! 「SFチェス」などは、通りがかりの人が興味を示してくれて初めて成立する企画である。それがこんな状況に追いやられるとは! 事実、企画終了後(午後3時30分)には展示ブースへとチェスセットを全部移動したのだが、そこはポインターとディーラーズの間にあるため人通りが多く、場所を移動した途端に人が群がり始めた……。これなら最初から展示ブースでやるべきだった……。ブツブツ。
 そのようなわけで、逆に集中して対局することができたわけだが、それとこれとは話が違う。ブツブツ。
 で、「SFチェス」を終了し、展示への移動、一部の撤収、次の企画の開始準備をしなければならないのだが、「SF楽器テルミンとロシア(SF)を語ろう」の開始が午後4時30分なので、たった1時間しかない。巨大チェス盤やチェスセットの撤収と発送だけでもかなりの時間がとられてしまい、テルミン企画のほうに移動できたのが午後4時15分頃。その15分でテルミンの設置と調整、書籍類の開梱などを全部しなければならない! いやー、これは焦った。
 タオルで汗を拭きながら何とか間に合わせ、菊池誠氏高野史緒氏、大山博氏、井上徹氏を交えて企画開始。こちらは「SFチェス」からは考えられないほどの人だかりで、みな熱心に話を聞いてくれたし、テルミンとも戯れてくれた(右写真)。企画の終了が午後8時という長丁場だったので人が入ったり出たりの繰り返しだったが、空いた時間には菊池さんが持ってきてくれたテルミンとじっくり戯れることができて幸運だった。また、宮崎恵彦氏が作ってきてくれた自作テルミンには感動した。しかし、時々聞こえてくる爆発音にはまいったが……。正直、会場が煙っていたもんなー。
 そしてテルミンの撤収を終了し、8時より開始する「非公認アングラ自主企画『シュールストレミングを味わおう』」を行うべく、ロビーへと向かった。これも海賊企画の割には思った以上に人が来てくれて、にわか野外パーティの様相となった。メッセの正面、「SF大会」の看板がある場所で開けたのだが、何事かと警備員が二名ほど周囲をうろつき始めたのには笑った。実際、シュールストレミングの缶を開けたら、警備員は「臭い缶詰ですねー」と笑いながらの談笑モードになったのだが(^^)。
 まったくもって平穏無事にシュールの試食を終え、打ち上げへと向かい、その後は部屋で談笑モード。午前2時半頃に就寝。
 次の日は、やはり自分とSFとの関わりという意味では「翻訳」が最大の重要事項であるので、SF翻訳の話を聞きに行った。いやー、みんな同じような環境で同じようなことしてるんだなーと、何だかちょっと安心した。
 その後、SFチェスの撤収にはまだ時間があるので会場をぶらぶらしていたら、設置されていたリングでコスプレファイトが……。格闘ともなれば黙って見過ごせるはずはない。思わず見入ってしまった。ほとんどの試合はプロレスだったのだが、選手は真剣にやっていた。また、いくつかの試合はガチンコだった。それくらいの違いは当然わかる。オタクが全くもってオタクらしい方法で格闘をする! このコンセプトには感激したぞ!
 というわけで、実を言うと私もガチンコでやってみたくなり、コスプレファイトの人に話しかけ、連絡先や練習場所まで聞き出したのであった(^^)。しかし、帰って同居人にそのことを話してみたら「そんなことやるなら仁義として全部の道場辞めて」と言われてしまった。悲しい……。しかし、仁義まで持ち出されるとこちらとしても納得せざるを得ない。せっかく親切に教えてもらったのに、不義理なことをしてすいません>コスプレファイトの方
 そうこうするうちに「SFチェス」の撤収時間となり、再び汗を流すことになった。この時点で前日の疲れもあり、すでにヘタレ状態である。とっとと帰りたかったのだが、プーチン高野史緒大統領のサイン会があるので、やはり礼節としてそれには顔を出さねばなるまいということで、高野大統領のサインを頂戴して帰途についたのであった。
 いやー、何とも今年の夏は疲れたぞ。
 最後に、企画にご協力いただきました方々、来て下さいました方々に深く御礼申し上げます。


2001/8/20(月)

 SF大会とその疲れで更新が止まってしまった.
 本当は企画を執り行った者としてレポートを書くべきなのだが,それは近日中に行うということでご勘弁いただきたい.
 ところで,高野史緒さんが日記で指摘している各国語の誤記についてだが,開催期間中は忙しくて名刺を見ている精神的な余裕などなかったので,全く気が付いていなかった(^^;).しかし,よくよく見てみると凄いねー,これ(仏語と独語は簡単な文しか読めないが,それでもわかるぞ……).
 作文を間違うこと自体はともかく,誰も校正していなかったことのほうが問題だよね.SF界には外国語が堪能な人とか,外国語を職業にしている人もいっぱいいるんだし.
 まぁ,それは過ぎてしまったことなのでよしとして,高野さんの日記に記されていることに関して補足をしておく.SFのロシア語表現が,本当にнаучная фантастика(ナウチナヤ・ファンタスチカ:科学幻想小説)で良いのかという点に関しては議論の余地があるということを説明しておこう.
 ロシアにおけるファンタスチカの小分類はここに示してあるが,日本でSFとして分類される作品を見ているかぎり,научная фантастикаよりは広く,фантастикаよりは狭い.したがって,ここは「大は小を兼ねる」の言葉どおりфантастикаに留めておくのが吉だろう.また,8月9日の分にも記したが,私は広い範囲を包含する意味で使うほうのSFが好きなので,(ロシアの)фантастика≒(日本の)SFという立場をとりたいとおもう.
 で,「SF大会」をどう記すかの問題だが,高野さんの日記で井上さんが指摘しているような「Конференция фантастов Японии」でも良いと思うし,または「Конгресс фантастов Японии」とでもするのが適切かと思う.

 それにしても,ちょっと扱われ方が酷いと思ったので苦言を一言(単なるポカミスだとは思うが).一応,大会へはゲスト参加だったんだけど,企画参加のゲスト一欄にも名前を載せてくれていなかったし,当日配布された大会公式冊子の「ゲスト一覧」に私の名前が載っていたのだが,参加企画は無しということにされてしまっていた.企画については主催する側だったので見落とされたのだと思うけど,正直,悲しかった.


2001/8/16(木)

 遠距離からSF大会に参加する人は,明日には出発してしまっているかもしれないので,個人的な最終企画案内をさせてもらおう.現在の時点で以下の企画が決まっている.ご都合がつくようなら,ぜひとも顔を出していただきたい!

企画名日時備考
SFチェス18日,12:00〜15:30対戦(展示は全期間中)
SF楽器テルミンとロシア(SF)を語ろう18日,16:30〜18:00テルミンの話とロシアネタよもやま話
SF楽器テルミンと戯れよう18日,18:00〜20:00テルミン演奏を体験できます!
非公認アングラ自主企画「シュールストレミングを味わおう」18日,20:00〜国際会議場とコンベンションセンター連絡通路口付近のロビーに集合


2001/8/15(水)

 今日の分は読める人だけに伝われば良いと思う。

 Уёку га Яасукуни-Жиндя ни такусан атумару коукэива таихэн ковакатта. Саикин но укэика ситеиру сякаинива, сёужики, таихэнна кикиканво идаитеиру.
 Вакэно вакаранаи уёку то омовасики жинбуцуга иягарасэно мэируво окуттэ курунодэ, канъитэкина ангово цукавасэте моратта.

けけけ。


2001/8/14(火)

 昨日の件で、Yahoo!のニュースから関連の記事見出しを拾ってみた。


<靖国参拝>日本科学者会議も抗議 事務局長談話を発表(毎日新聞)
<靖国参拝>在日被爆者らが抗議 広島・慰霊碑前で(毎日新聞)
<靖国参拝>「誠に遺憾」と日弁連会長が談話を出す(毎日新聞)
<靖国参拝>社民党の土井党首が小泉首相に抗議書(毎日新聞)
<靖国参拝>平和遺族会全国連絡会が抗議の訴えと署名集め 渋谷(毎日新聞)
<靖国参拝>駐日韓国大使が抗議 15日避けたことには触れず(毎日新聞)
<靖国参拝>中国全人代が「強い憤慨」を表明する談話を発表(毎日新聞)
気象庁HP改ざんで犯行声明=「靖国参拝に抗議」と中国ハッカー集団(時事通信)
軍旗燃やし靖国参拝に抗議=香港(時事通信)
7割が「中、韓との関係は大事」=靖国問題が影響か−博報堂調査(時事通信)

 特に興味深いのは、最後のニュースだろう。一部を抜粋すると次のようなことなのだそうだ。

 博報堂が14日発表したアンケート調査によると、「日本にとってどの国との関係が大切か」との質問に対し、中国が1位(69%、複数回答)、韓国が2位(66%)を占めた。米国は3位(58%)だった。
 この調査は携帯電話のインターネット接続サービスを利用して6日から9日に実施したため、博報堂は「最近注目された靖国問題などの影響も考えられる」と分析している。


2001/8/13(月)

 はっきり言って、やり方がこすっからい。先週までは議論続出で、土日で沈黙したかと思ったら、週明けに抜き打ちのごとくいきなり参拝だってさ。嫌だよねー、こーゆー隙をついたようなせこい手使うのってさー。騙されたってゆーか出し抜かれたとゆーか。
 ○国×社(全部書くとページが汚れるような気がするので書かない)って、いったい何のためにあるのか、さっぱりわかんないんだけど(実際には知ってるけど)、そんな、とある場所に行くためだけに、いったい何週間にもおよぶ時間を浪費し、どれだけ近隣諸国の反発を買ったことか。今回の行動は、それだけのリスクを犯すだけの必要性があったのか? 無かったと思うんだけどなー。


2001/8/12(日)

 年々G1-Climaxは退屈になっているが、今日の決勝戦はさすがに面白かった。
 ところで、ほとんどの人は、K-1がすでに盛りを過ぎたショースポーツだということに気が付いていると思うのだが、今日の判定裁決で余計につまらなくなった。今日放送された大会の判定などは無茶苦茶だ。いつもと違う基準で試合を判定するような審判員しか用意できないのなら、そもそもそんな場所で大会を開くべきではない。選手は、いつもの基準で勝てるように調整してくるはずだし、そのような試合をするはずなので、そこにいきなり違う基準を持ち出されたら、選手は困惑するだけだろう。それでは身体を張って試合をしている選手達があまりにかわいそうだ。
 この際だからK-1の不満な点をぶちまけると、同じ立ち技だからといって、空手とキックボクシングを同じ戦わせるのには、最初から無理がある。グローブとリングという状況だけでも、かなり空手に不利である。素手と板の間でやったら絶対に結果は違うはずだ。
 まだまだK-1で盛り上がれるという人もいかもしれないが、申し訳ないけど、所詮K-1は立ち技系のこなれていないプロレスだとしか思ってない。当然、そんなわけなので私にとってはこなれているオーソドックスなプロレスのほうが数倍面白い。
 さらに話は変わって、来週、組み技系のPRIDEと立ち技系のK-1がぶつかるのだが、はっきりと断言すれば、はなから興味がない。ルールを決めた時点でどちらが有利になるのか、ある程度決まってしまうからだ。お互いに有利なルールなど、あるわけがない。最初、そのニュースを見たとき、興味が湧く以前に「水と油」が試合をするという感じで、何の実感もわかなかったというのが正直なところである。


2001/8/11(土)

 映画「テルミン」の公開日。初回と二回目には、我がテルミンの師匠である竹内さんが生演奏をされるというので、早速出かけた。竹内さんの演奏はさすがに素晴らしい。
 で、映画のほうだが、テルミン博士の生涯に関しては余り詳しく説明されておらず、少し消化不良気味であったが、数十年の時を隔てて再会するテルミン博士とクララ・ロックモア(テルミン奏者)が、あまりにも格好良く、感動的だった。また、プログレ系好きは、ロバート・ムーグ博士がたっぷりと出ているというだけでも見に行く価値があると思われる。


2001/8/9(木)

 私はSFが大好きだ。したがって、次のような題名のメールが来たら「何だ?」と思って開けてしまう。いやー、笑えた。


Subject: 夏本番!SF専門出会いサイト
From: ペXーXンXグXーン   

夏本番です。
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