蝸牛地帯 ルースカヤ・ファンタスチカ 光が丘Walker

欠陥家電攻防戦

または如何にして我が家は電器メーカー「シャープ」への信頼を失ったのか
2002/8/6(火)

 暑い。それだけに冷蔵庫の故障には腹が立つ。いきなり壊れ、中の食品類はすべておじゃん。特に冷凍して保存していた食品類が多いので、損害は決して少なくはない。第一、この暑い最中、冷えた飲み物すら望めないのだ。
 そもそも、この冷蔵庫は、購入してから約十年が経つが、その間に三回も故障しているのだ。冷蔵庫としては異常な故障率だと言えるだろう。それも決まって真夏に壊れるのである。今も腹が立って仕方がない。
 この際だから、はっきりと書いておこう。冷蔵庫のメーカーはシャープである(型番はSJ-W41H)。シャープでは、十年の間に三回も故障する冷蔵庫が、「常識的な製品」であると認識しているのだろうか? もし、そう考えているのなら、メーカーとしては最低だし、そう考えていないのなら、この状況を納得できるように説明してほしい。
 この文章を書いている現在はシャープの修理相談センターが閉まっている時間帯なので、今晩は我慢することにしよう。明日の朝一番で電話してみるつもりである。
 もし万が一、誠意のある対応が得られなかった場合には、その状況を逐一、こと細かく報告するつもりである。決してクレーマーになるつもりはないのだが、ほぼ三年に一度の割合で、真夏にいきなり故障してしまう冷蔵庫を買わされた側の怒りだけは表明させてもらうことにする。

8/11補足 かつて二度にわたり冷蔵庫の修理に立ち会った奥さんの証言「サービスマンは何の疑問もなく、『心得ている』という感じで部品を取り替えて帰っていった」。この証言から、この冷蔵庫は設計時から欠陥を抱えていたのではないかと推測される。


2002/8/7(水)

 暑い.よって些細なことでも腹が立つ.
 昨日の「冷蔵庫」の件だが,修理センターに電話したところ,何と「現在,修理のほうが立て込んでいるため,修理は土曜日になる」という返答が来た.ふーん,修理がそんなに忙しくなるほどシャープの製品って大量に壊れてるんだ.なるほど.このことは今後の製品購入の際の参考として,しっかりと記憶に留めておくことにしよう.
 しかも,だ.十年間に三度も故障するという明らかな不良品に対する修理にも費用がかかるとのことだ.ということは,今後この冷蔵庫を使い続け,今後も同じ状況が続く限り,ほぼ三年に一度の割合でシャープに修理費という名目の上納金を支払い続けなければならないということになる.いやはや,なんとも上手い商売だ.
 私の常識では,普通,冷蔵庫なるものは約三年などという短い期間で壊れたりはしない家電だと思っていた.しかし,シャープは私の常識とは違う考え方をしているようで,定期メンテナンス費が別途に発生する家電だと認識しているようである.もし,シャープが「そうではない」と言うのなら,この冷蔵庫は欠陥品であるがゆえに無料修理ということになるのだが,さて,今回の場合はどうなるのだろうか.
 だいたい,冷蔵庫は捨てるだけでも金がかかるようになっているし,そんなに簡単に買い換えられるようなものではない.それに,これまで冷蔵庫が故障する度に,我が家では冷凍食品や生鮮食品,調味料などを駄目にして無駄に捨ててきたわけである.その金額だけでもかなりの損失になる.
 また,今日から土曜日までの四日間,我が家は生鮮食品も冷えた飲み物も無しで生活しなければならないと言うことである.この暑い最中,果たして我が家は生活を維持していけるのだろうか?
 まさに八方塞がりのマネーピット,出口の無い地獄の生活である.
 明らかな不良品を掴まされてしまった怒りは収まるどころか,逆に増幅している.私は日本の家電メーカーはすべて応援したいし,製品開発にかかわる人々には好意を持っているので,これまではメーカー側の事情も「理解」し,我慢もしてきた.しかし,その我慢も今回で限界に達した.


2002/8/10(土)

 暑い。ゆえに家電の連続故障でイライラしている。
 今度壊れたのは、またまたシャープ製の掃除機である。しかも、明らかに機械的な設計の欠陥による故障だ。これに関するメーカーの言い訳は聞きたくない。それくらい馬鹿馬鹿しい故障なのである。
 もう二度とこのメーカーの製品には手を出すまい。好意を持っていたメーカーだけに残念な結果だが、この状況には耐えられない。
 メーカーにとって、たかが一台の家電の故障など些細なことなのかもしれないが、それが確実にユーザーの信頼を失っていく。そして一度失われた信頼は、二度と取り返せないことをメーカーは認識すべきである。


2002/8/11(日)

 結局、掃除機は昨日の午後すぐに近所の電気店で新しいものを買うことになった。もちろんメーカーはシャープ以外ということで選んだ。最新型とのことで、それなりの金額を支払うことになった。
 そして夕方、冷蔵庫の様子を見にやってきたサービスマンは役に立たなかった。
 「原因はいくつか考えられますけど、何日か様子を見て原因を特定して、その後に部品を発注してだいたい一週間か二週間後くらいには……」と要領を得ないこと甚だしい。しかも、言によれば、完全に使えるようになるまでにまだまだ時間がかかりそう……。
 というわけで、サービスマンさんには役立たずのままお帰えりいただいた。
 さて、そうなると、冷蔵庫を買い直すことを考えなければならない。生活必需品だけに買うなら買うで早いほうが良い!というわけで、夫婦二人で自転車を漕ぎ、近所の家電量販店に冷蔵庫を買いに行った。余計な機能はいらないから、頑丈そうなヤツを……ということでシャープではないメーカーの冷蔵庫を購入することにした。届くのは月曜日とのことだが、冷蔵庫が壊れてからシャープがサービスマンを寄こしたまでの期間よりも、よっぽど短い。まぁ、あと二日くらいは平気で我慢できる。
 これで万事解決だ。
 とはいえ、掃除機と冷蔵庫の購入で合わせて16万円の出費という、何とも我が家の財布にとっては痛い一日となった。


2002/8/13(火)

 昨日やってきた新しい冷蔵庫が正常に稼働し始め、生鮮食品の保存もできるようになったし、冷たい飲み物も得られるようになった。冷蔵庫が壊れたのが先週の火曜日だから。ちょうど一週間かかったわけである。この暑い最中、すべて食事は外食、冷たい飲み物は無しという過酷な生活を強いられた長い一週間だった。
 だが、無駄になった調味料の処分はまだ終わっていない。冷蔵庫故障の影響はまだまだ続いているが、一応は収束したということにしておこう。


2003/9/13(土)

 この文書を公開して約一年が過ぎた。
 その間、同じ型番、または同じシリーズの冷蔵庫を購入し、故障に悩まされているというメールを数通いただいた。やはり我が家だけの問題ではなく、この製品には、設計上の欠陥があったと考えた方が自然だ。
 シャープのエンジニアの方々には、たいへん申し訳ないが、上記のような理由から、我が家では今後、シャープの製品を一切購入しないと決めているので、みなさんの技術の成果を享受することができない。かえすがえす残念なことだが、そういうことだ。


2004/5/15(土)

 我が家はDINKSである。したがって、乾燥食品、冷凍食品、調理済み惣菜などを頻繁に利用する。ゆえに電子レンジは、無くてはならない存在である。ゆえに、必要な時に壊れると腹が立つ。
 それがよりにもよってシャープ製だったりするので、余計に腹が立つのである。
 事の次第はこうだ。私の帰宅が遅くなったため、同居人が私の夕食を暖めようとして電子レンジを稼働しようとした時に、いきなりエラーメッセージを出して止まったのである。説明書を見ると、該当するエラーが出た際には、「メーカーまでご連絡ください」と書かれていた。しかし、この製品は、保守期間も過ぎているため、直しようがないのである。
 私の体験だけから言えば、型式が古くなりすぎて、どうしようもなくなって買い直した製品は数あるが、いきなり壊れて生活に支障が出ている電気製品は全部が全部シャープ製品である。
 私の運がたまたま悪いだけなのか、それとも根本的なところに問題があるのか、それはわからない。しかし、愚を繰り返すマネはしたくない。これで、我が家に残っているシャープ製品は一切無くなることになるし、今後シャープ製品が我が家に入ってくることは二度と無いだろう。
 信用というものは、そういうものである。


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