●○● 第40回SF大会レポート(もどき) ●○●

 日付を戻してSF大会について。
 初日は午前11時に会場へ到着した。「SFチェス」(右写真。クリックで拡大)が正午より開始なので、設置の時間はギリギリである。すでに巨大チェス盤の製作・設営担当である真柄正義氏は到着しており、搬入を開始していたので、それを手伝いつつ、自分の担当分(その他全部)を運び込んだ。
 で、何とか時間に間に合ったのだが、始めてみて、凄いことが判明した。何と!そこは会場の真空地帯だったのだ! 上映企画とキッズコンという人が全く動かない企画に挟まれ、しかも時刊新聞社のホワイトボードに遮られて中央の通りからは全く見えないのだ! 「SFチェス」などは、通りがかりの人が興味を示してくれて初めて成立する企画である。それがこんな状況に追いやられるとは! 事実、企画終了後(午後3時30分)には展示ブースへとチェスセットを全部移動したのだが、そこはポインターとディーラーズの間にあるため人通りが多く、場所を移動した途端に人が群がり始めた……。これなら最初から展示ブースでやるべきだった……。ブツブツ。
 そのようなわけで、逆に集中して対局することができたわけだが、それとこれとは話が違う。ブツブツ。
 で、「SFチェス」を終了し、展示への移動、一部の撤収、次の企画の開始準備をしなければならないのだが、「SF楽器テルミンとロシア(SF)を語ろう」の開始が午後4時30分なので、たった1時間しかない。巨大チェス盤やチェスセットの撤収と発送だけでもかなりの時間がとられてしまい、テルミン企画のほうに移動できたのが午後4時15分頃。その15分でテルミンの設置と調整、書籍類の開梱などを全部しなければならない! いやー、これは焦った。
 タオルで汗を拭きながら何とか間に合わせ、菊池誠氏高野史緒氏、大山博氏、井上徹氏を交えて企画開始。こちらは「SFチェス」からは考えられないほどの人だかりで、みな熱心に話を聞いてくれたし、テルミンとも戯れてくれた(右写真)。企画の終了が午後8時という長丁場だったので人が入ったり出たりの繰り返しだったが、空いた時間には菊池さんが持ってきてくれたテルミンとじっくり戯れることができて幸運だった。また、宮崎恵彦氏が作ってきてくれた自作テルミンには感動した。しかし、時々聞こえてくる爆発音にはまいったが……。正直、会場が煙っていたもんなー。
 そしてテルミンの撤収を終了し、8時より開始する「非公認アングラ自主企画『シュールストレミングを味わおう』」を行うべく、ロビーへと向かった。これも海賊企画の割には思った以上に人が来てくれて、にわか野外パーティの様相となった。メッセの正面、「SF大会」の看板がある場所で開けたのだが、何事かと警備員が二名ほど周囲をうろつき始めたのには笑った。実際、シュールストレミングの缶を開けたら、警備員は「臭い缶詰ですねー」と笑いながらの談笑モードになったのだが(^^)。
 まったくもって平穏無事にシュールの試食を終え、打ち上げへと向かい、その後は部屋で談笑モード。午前2時半頃に就寝。
 次の日は、やはり自分とSFとの関わりという意味では「翻訳」が最大の重要事項であるので、SF翻訳の話を聞きに行った。いやー、みんな同じような環境で同じようなことしてるんだなーと、何だかちょっと安心した。
 その後、SFチェスの撤収にはまだ時間があるので会場をぶらぶらしていたら、設置されていたリングでコスプレファイトが……。格闘ともなれば黙って見過ごせるはずはない。思わず見入ってしまった。ほとんどの試合はプロレスだったのだが、選手は真剣にやっていた。また、いくつかの試合はガチンコだった。それくらいの違いは当然わかる。オタクが全くもってオタクらしい方法で格闘をする! このコンセプトには感激したぞ!
 というわけで、実を言うと私もガチンコでやってみたくなり、コスプレファイトの人に話しかけ、連絡先や練習場所まで聞き出したのであった(^^)。しかし、帰って同居人にそのことを話してみたら「そんなことやるなら仁義として全部の道場辞めて」と言われてしまった。悲しい……。しかし、仁義まで持ち出されるとこちらとしても納得せざるを得ない。せっかく親切に教えてもらったのに、不義理なことをしてすいません>コスプレファイトの方
 そうこうするうちに「SFチェス」の撤収時間となり、再び汗を流すことになった。この時点で前日の疲れもあり、すでにヘタレ状態である。とっとと帰りたかったのだが、プーチン高野史緒大統領のサイン会があるので、やはり礼節としてそれには顔を出さねばなるまいということで、高野大統領のサインを頂戴して帰途についたのであった。
 いやー、何とも今年の夏は疲れたぞ。
 最後に、企画にご協力いただきました方々、来て下さいました方々に深く御礼申し上げます。