2002/7/13(土)〜14(日)

 いざ,島根へ!
 普段なら熟睡している時間に起床し,身支度を整え,重たい楽器セット(テルミンと大正琴)をしばりつけたキャスターをガタピシ言わせながら羽田空港へ.空港へは大江戸線で大門まで行き,モノレールに乗ってしまうだけなので比較的楽なのだが,浜松町で階段を登っただけで汗だくになってしまった.
 あとは比較的楽に会場へと到着.宿泊部屋に向かう.
 同室になったのは,「かめくん」で日本SF大賞を受賞した北野勇作さん,「歩兵型戦闘車両OO」で日本SF新人賞佳作を受賞した坂本康宏さん,「NHK少年ドラマシリーズのすべて」で星雲賞ノンフィクション部門を受賞した増山久明さんという凄い人たち.この中で無冠なのは私だけ(^^;; あ,そういえばロシアで遍歴者賞(露国版SF大賞)をもらっているから私も無冠というわけではないのか.
 開会式までの時間と,夕食までの時間は部屋で談笑して過ごした.
 夕食後,あらかじめ宅急便で送っておいた荷物を引き取り,20時から「玉泉」のラウンジにある舞台で菊池誠さんと「温泉テルミン」.なぜか私のテルミンは調子が悪く,ボリュームアンテナが効かなくなってしまっており,まったく演奏にならなかった.後になって接触不良だということがわかったのだが,この時間帯は音が切れないヘタレた演奏しか出来ず,非常に情けなかった.そのため,菊池さん一人に舞台を任せることになってしまい,申し訳ない気持ちでいっぱいになった.しかし,結局のところ,演奏技術もレパートリーも菊池さんのほうが私よりも数段上なので,出し物としてはこのほうが良かったのかもしれない.
 21時半頃までテルミンを続け,すぐに荷物を抱えて「SFチェス」の設営に向かった.しかし,酒場でチェスというのは,ちょっとマズかった.酒を飲んで談笑する場で誰がチェスなどしようと思うか!? せっかく巨大チェスセットを持ってきてくれた真柄正義さんには悪いことをしてしまったと後悔.来年からはちゃんと部屋を取ろう.
 23時半より「松の湯」のほうで「ロシアSF総決起大会」を行うため,チェスを抜け出して移動する.堀浩樹氏が用意してきたレジュメを元に世間話.参加人数こそは少なかったが,濃い話ができた.
 それが終わったのは1時半.チェスの撤収に向かわなければならない.戻る途中,「松の湯」のロビーで柏崎玲於奈さんや塩澤快浩編集長が話し込んでいるのを見かけた.柏崎さんが手を振ってくれたので,近寄って行こうかとも思ったが,チェスの撤収があるので,「どーもー」とだけ挨拶して「玉泉」に戻った.
 チェスセットの箱詰めと,余剰な荷物を一緒に箱に入れたら,箱が異様に重たくなってしまった.とりあえず,翌朝の8時にヤマト運輸さんが取りに来るというので,その場所に箱を置かせてもらうことにする.
 これで企画からは解放された.時間は2時.あとは酒を飲んで談笑して……となるはずだったのだが,7時からの朝食はどうでも良いとしても,8時には確実に起きて荷物を発送しなければならない.しかも,明日はテルミンと大正琴を持って再び長い道のりを移動しなければならない……少しでも多く寝ておかねば…….しかし,せっかく温泉宿に来ているのに,温泉に入っていないぞ! 残念なことに,「玉泉」の風呂は0時で閉まっている.「松の湯」まで戻れば風呂に入れるのだが……そんな時間はなさそうだ.結局,部屋に備え付けてあるシャワーを浴びて眠ることにした.

 翌朝,一睡もしていないという坂本さんに起こしてもらった.目を覚ましてみると,北野さんと増山さんは熟睡中だった.朝食の後,荷物を宅配便に出し,部屋で休養.この時間に温泉に行くこともできたのだが,寝不足気味で風呂に入ったら,その日一日怠くなってしまいそうだったので,止めておくことにした.
 閉会式の後,さっさと弁当を平らげ,大荷物とともに空港行きのバスに乗り込み,今年のSF大会は幕を閉じたのであった.

 結局,温泉を楽しみ,酒を飲みつつ,みなさんと談笑という過ごし方は全くできずに終わった.何だかとっても悔しいぞ.


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